DISCASレビュー

カッツ
2025/12/22 12:51

ゆりかごを揺らす手

1992年/アメリカ

1992年に制作されたアメリカのサイコスリラー映画で、産婦人科医のわいせつ行為を告発したことから始まる悲劇と復讐劇を描いている。主人公の女性が勇気を持って訴え出たことで、他の被害者も名乗り出るが、その結果、産婦人科医は自殺してしまう。残された妻は夫を失った怒りと憎しみを募らせ、告発者の一家に復讐を仕掛けていく。

物語は冒頭の宣誓書のシーンから緊張感があり、観客を一気に引き込む。復讐を誓う妻が、外見の優しさとは裏腹に徐々に本性を現していく過程は不気味で、心理的な恐怖がじわじわと迫ってくる。

家庭という最も安全であるはずの場所が、見えない悪意によって侵食されていく恐ろしさが巧みに描かれており、サイコスリラーとして非常に見応えのある作品である。

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