【蔵出しレビュー】南北朝鮮凸凹コンビがおりなすあぶないコラボレーション『コンフィデンシャル/共助』
※9月6日から公開のキム・ソンフン監督作品『ランサム 非公式作戦』にあわせて、キム・ソンフン監督の過去作品のレビューをUPしました。尚、文章は公開当時のものを一部加筆・訂正したものです。
■コンフィデンシャル/共助
《作品データ》
韓国で観客動員数751万人を記録した大人気の刑事アクション映画が日本上陸!! 仲間と妻をかつての上官チャ・ギソンに殺された北朝鮮の刑事キム・チョルリョンは北朝鮮の機密を持って韓国へ逃亡したギソンの行方を追いにソウルに派遣される。そこで北朝鮮は国際犯罪者であるギソンの逮捕のために韓国側の警察に捜査を要請し、歴史上初の南北共助操作を契約する。その捜査にうだつが上がらない停職中の刑事カン・ジンテが任務に抜擢され、上司から北朝鮮側の真意を探るように命じられる。
北朝鮮の刑事キム・チョルリョン役に『愛してる、愛してない』のヒョンビンが、韓国側の刑事カン・ジンテ役に『ベテラン』のユ・ヘジンが演じる。監督は『マイ・リトル・ヒーロー』のキム・ソンフン。
・TOHOシネマズ新宿他全国ロードショー中!
・配給:ツイン
・公式HP:http://kyojo-movie.jp
《『コンフィデンシャル/共助』レビュー》
特に監督や俳優で気になったわけではなく、何気なく刑事バディものということで見てみた『コンフィデンシャル/共助』。
これが実にタイムリーな北朝鮮&韓国の南北朝鮮コンビによる刑事バディで、しかもコメディ要素が強かった!
シリアスでイケメンで身体能力抜群の北朝鮮の刑事と常にドジる三枚目で口達者な人情&庶民派の韓国の刑事がおりなす「あぶない刑事」。絵に描いたような凸凹コンビの上手くいかなさ具合いから、徐々に北の刑事が韓国にアジャストしていくサマが痛快で面白い。
まず、北の刑事キム・チョルリョンを中心としたアクションが生々しく凄い。走って飛んで殴る蹴るのアクションはカメラワークと製作陣のアナログなアクションの作りが滲み出て、それがアクションの凄味に現れている。しかも、北の刑事が身体能力が高いのも北の事情からかとも見え、韓国目線の北の描写が上手くいっている。加えてヒョンビンのイケメンぶりやクールな演技がこれに拍車をかけている。
そしてこの映画の面白さはユ・ヘジン演じるドジ刑事のキャラクターと演技にある。現場での微妙な所でのドジぶりや警察内でのうだつのあがらなさ、家の中での妻・娘・妻の妹に押される様子など、見事な韓国のドジ刑事を見せる。どこからどう見ても敵うはずがない北の刑事キム・チョルリョンに対して得意の口達者と押しの強さ、庶民派描写で上手く丸め込む辺りも面白い。
平昌オリンピックの南北朝鮮融合ムードにタイムリー(※当時)な刑事バディアクションは実に痛快。ただ、もう少し北朝鮮のヤバい描写も欲しかった。
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投稿を表示こんにちは👋😃
この役のヒョンビンは本当にカッコ良かったです。
特に車のシーン、しびれましたぁ!
この映画で当時は完全にヒョンビンに沼りました(笑)
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