コンバッション
コンバッション
アメリカ 2004年
監督・編集:ケリー・サンデファー
脚本:リック・ドリュー
製作:ケネス・バーク
出演:ジョー・ランドー/ガブリエル・カーテリス/マイケル・グロス/マイケル・グレゴリー
アメリカ中西部の都市ミルウッドで頻発する、原因不明の火災。突如マンホールが火を噴き、工場やオフィスが炎上する。エンジニアのスコット(ジョー・ランドー)は、火災発生地点が下水道に沿って移動していることに気づく。トンネルに潜ったスコットは、恐ろしい光景を目撃する。ネズミの大量死、異常に高いメタン濃度。ミルウッドの地下には可燃性の天然ガスが充満し、恐怖の火薬庫と化していた。市長は避難命令を発動。逃げ惑う市民で、ミルウッドは大パニックに陥る。スコットはガス発生の原因である油田のポンプを逆流させ、ガスを一気に燃焼させることで、事態を解決しようとするが・・・。

まず大通りのマンホールから火が噴くという不可解な爆発の場面から始まる。
次々と立ち上る火柱に宙を舞うマンホールのフタ。
そして場面が変わり、とある倉庫では警備会社の人が入り口の扉を開けた瞬間爆発。
容赦なく吹っ飛ばされる警備会社の人。

市役所土木課のスコットが謎の爆発事故を調査するが、調査するにおいて最大の問題があった
それは主人公と消防署長の仲が悪すぎること。

スコット:「市長聞いてください。可燃性のなにかに引火した可能性があります」
消防署長:「また戯れ言を。これはイカレたやつの放火で
決まりっすよ」
市長:「何か実証できる材料はあるの?」
スコット:「今からデータを集めます」
消防署長「コイツは勘だけで生きてるんすよ」
てな具合にスコットが言ったことを横で消防署長が必ず否定する。

この街では昔から石油採掘がされていた。
でも最近はずいぶんと搾り取られてしまったようであまり石油が出てこない。
で、残り少ない石油をムリヤリ圧力をかけて掘り起こそうとする者が出てきたんだ。

どうやら石油採掘現場監督と消防署長は裏でつるんでいて石油で得た金を山分けする条件で採掘許可を出したのだ。
だからあの消防署長はスコットが真相に嗅ぎつけないように適当な反論ばかりしていたのか!
さて、原因がわかったが最後の問題は街中に流れた天然ガスと悪党の処理だ。
天然ガスは採掘工事に使っているポンプで採掘現場にガス

を吸い集めて一気に爆発させようって計画。
消防署長はダイナマイトを持ち出して街の地下で爆発させる準備をする。
それを止めようと説得するスコット。
ダイナマイト持って騒ぎ立てる消防署長
街の爆発を心待ちにしていた採掘現場監督が「爆破はまだ

か?」と消防署長に電話する。
消防署長の携帯がなる。
何故かダイナマイトの起爆装置作動する。
消防署長1人で自爆
その後、石油採掘現場での天然ガス一斉爆破ミッションへ。
爆薬を仕掛けて点火はスコットが手動で行うことに。

コンバッションとは“燃焼”という意味。
そして今作のテーマに選ばれた災害は“天然ガス”
つまりは天然ガスによる爆発災害ってわけです。
でもディザスター映画で天然ガスを題材にしたのは珍しい。
それもそのはず「映画史上初の天然ガスパニック作品」。
まぁ出来はどうあれ前人未踏のテーマに挑戦したってことは好評価だよ。