DISCASレビュー

『スケアリー・ストーリーズ 怖い本』（2019）は、アンドレ・ウーヴレダル監督、ギレルモ・デル・トロ製作によるホラー映画。アルビン・シュワルツの児童向けホラー小説を基に、1968年のハロウィン、ペンシルベニアの田舎町で、ステラ（ゾーイ・マーガレット・コレッティ）ら高校生が、呪われた本に書かれた恐怖物語が現実化する怪奇現象に巻き込まれる。クリーチャーデザインの不気味さ、60年代の雰囲気、物語ごとの多様なホラー演出が魅力だが、ストーリーの繋がりや深みがやや薄い。ティーンホラーやモンスター好きにオススメ。