【映画紹介】2002年公開『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』
こんにちは!レオです!
今回ご紹介させていただくのは、2002年公開の作品『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』です。
名探偵コナンシリーズで僕が1番大好きな作品です!
オリジナルキャラクターとして、シンジ役や乙骨憂太役でお馴染みの緒方恵美さん、ジャック・スパロウ役やサンジ役でお馴染みの平田広明さんなどが出演されています。
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あらすじ
コナン一行は、新型仮想体感ゲーム機「コクーン」の完成披露パーティーを訪れる。
そこには、政界に通ずた大金持ちなどがたくさん招待されていた。
その子供たちがゲームの体験に招待されており、少年探偵団一行は羨んでいた。
そんな中、ゲームの開発者である樫村が殺害される事件が発生。
事件の謎を解くカギがゲームの中にあると睨んだコナンは、阿笠博士の計らいでゲームに参加することに。ゲームのミッションは、あのシャーロック・ホームズの世界での連続殺人事件の解決だった。
そして、ゲームがAIに乗っ取られてしまう…。
ゲームオーバーになると参加している子供たち50人全員が亡くなってしまう。
果たして、コナンは子供たちを救うことはできるのか。現実での殺人事件の真相はいかに?
個人的感想
個人的には名探偵コナン史上最高傑作なんですよね。
本作は、メインキャラクターはあくまでコナンなんです。
服部平次や黒の組織などのキャラクターは出てきません。
それでも最高と思うのは、圧倒的なミステリー要素とその世界観の作り込みです。
ミステリー小説で江戸川乱歩賞を受賞している野沢尚さんを起用。
圧倒的なミステリー要素でシリーズの唯一無二の作品になっています。
野沢さんは本作でのみ名探偵コナンシリーズの脚本を担当しています。
そして、世界観の作り込みにおいては、言うまでもないかもしれません。
シャーロック・ホームズの世界観へコナンが飛び込む。
この言葉だけでゾクゾクしちゃいます。
ベイカーストリートにいるコナン君が嬉しすぎたのが、記憶に鮮明に残っています。
ライヘンバッハの滝、モリアーティ教授、アイリーン・アドラー、モラン大佐などなど。
小学校の時にずっとホームの小説を読んでいた僕からすると、ニヤニヤが止まりません。
名探偵コナンシリーズでは、後にも先にもない1番大好きな作品です。
見どころ①:仮想空間を使ったゲーム
本作のキーワードは「仮想空間でのゲーム体験」です。
工藤新一の父・工藤優作と阿笠博士が作ったゲームの世界が舞台となります。
この映画、2002年の映画ですよ!
今でこそ、メタバースが流行ってますが、2002年のタイミングでこんな世界観を思いつく天才ぶり。
近い将来、こんな未来もあり得るんですよまじで。笑
ちなみに本作では、プレイヤーが遊ぶ世界を選択できるようになっています。
- ヴァイキング:海賊となって海に繰り出し、様々な冒険に挑戦(RPGゲーム)
- パリ・ダカールラリー:過酷なカーレースに出場して優勝を目指す(レースゲーム)
- コロセウム:古代ローマの剣闘士となり、様々な敵を倒す(格闘ゲーム)
- ソロモンの秘宝:トレジャーハンターとなって世界の財宝を探し出す(アドベンチャーゲーム)
-
オールド・タイム・ロンドン:世紀末のロンドンを舞台に連続殺人犯を探す(謎解きゲーム)
皆様はどのゲームに参加してみたいですか??僕はやっぱり謎解きゲームがいいです!笑
見どころ②:シャーロックホームズ × ジャック・ザ・リッパー
シャーロック・ホームズの基礎知識を少しだけ。
まず、実在の人物ではありません。コナン・ドイルという小説家が書いた小説のキャラクターです。
小説はシリーズ化されており、なんと「聖書に次ぐベストセラー」とも言われています。
ホームズは、ロンドンのベイカー街221Bにあるアパートで、相棒のワトソン医師と暮らしています。
性格は極めて冷静沈着で行動力があり、事件解決に情熱を注ぐ、血気盛んな活動家です。
ちなみに余談ですが、ワトソンを「ワトスン」と言ってはいけません。笑
単行本の82巻の冒頭で青山先生が「ワトソン派」を名言しています!ご注意ください!笑
劇中では、毛利蘭が「ワトスン博士」と言ってるんですけどね…笑
そして、本ゲームの舞台となるロンドンでの犯人の名前は、ジャック・ザ・リッパー。
これは実在の事件となっています。ロンドンで起きた伝説の未解決事件です。
ロンドンの娼婦たちを狙った犯行であり、19世紀に起きた事件ですが、未だに未解決です。
その残虐性と劇場型犯罪の特徴から、犯罪マニアからは人気を誇るジャック・ザ・リッパー。
この2つを掛け合わせた世界での事件解決にコナンが挑みます!
見どころ③:当初はオリエント急行殺人事件のオマージュを検討
本作のストーリー案は、先述の野沢尚さんが担当しています。
いくつかの案の中で、当初進めようと企画したのは「オリエント急行殺人事件」のような全ての出来事が列車内で進行するストーリーだったみたいです。
でも、列車の疾走感や空間描写の作画の予算が当時の技術でもとんでもなかったみたいです。
また、アニメーションでは、列車のシーンは三分の一しかできないという当時の制約から断念したそう。
その中で野沢さんは、自身の子供たちが夢中になっていた「ゲーム」に着目。
当時の最先端ゲームのさらに先を行く“バーチャルゲーム”を舞台にしたストーリーを企画したそう。
仮想空間を舞台にするにあたって、コナンがどこに行ったら面白いかを考えて、あの世界を選んだそう。
クライマックスの展開には、当初の案であった暴走列車内でのサスペンスとアクションも取り入れたみたい!
こんな裏側を知ると、より作品鑑賞に深みが出ますよね!すごい裏話!
見どころ④:現代にも突き刺さる名セリフ
本作、半端じゃなく心に刺さる名セリフがたくさんです。
特に今の社会問題などにも突き刺さりそうなセリフがたくさん。
一部だけ紹介します!ぜひ前後を含めて注目してみてください。
- まるで、悪しき日本の世襲制が凝縮された光景ね
- こうした世襲制と共に、人間の過ちの歴史が繰り返されるわけよ
- ああいう子供達が親の仕事を継いで、これからの日本のリーダーになってくんだと思うと…未来は絶望的だな
- 自由どころか、視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚…全てコンピューターに支配されているのよ
- 使い慣れてない武器は役に立たないし、争いの元だ。置いていけ!
- 3年後、ライヘンバッハの滝にご注意を
- なんで注意しろなんて言っちまったのかな?やっぱ俺、ホームズと同じくらいあの悪党も気に入ってんだろうな
- 殺人者の血がなんです!世間の目がなんです!どうして戦おうとしなかったんです!?
- 君を確実に破滅させることが出来れば、公共の利益のために僕は喜んで死を受け入れよう
- 大人達が悪いことに利用してしまう。人工知能なんて、まだ生まれちゃいけなかったんだ
予告編
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それでは!またね〜!
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投稿を表示こないだコナン映画見返してて、「探偵たちの鎮魂歌」と「ベイカー街の亡霊」がごっちゃになってました笑 まだまだコナン見返さないと。笑
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投稿を表示この作品、いつ観ても「新しぃや~」って感じますよね(笑)
大好きです!
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