天使と悪魔
天使と悪魔
2009年 アメリカ 劇場公開 2009年5月15日
スタッフ 監督:ロン・ハワード、脚本:デイヴィッド・コープ、原案:ダン・ブラウン、製作:ブ ライアン・グレイザー、ロン・ハワード、ジョン・コーリー、製作総指揮:トッド・ハロ ウェル、ダン・ブラウン、撮影監督:サルヴァトーレ・トティーノ
キャスト トム・ハンクス(ロバート・ラングドン)、アイェレット・ゾラー(ヴィットリア・ヴェ トラ)、ユアン・マクレガー(カメルレンゴ)、ステラン・スカルスガルド(リヒター隊 長)、ほか

新しい教皇を選出するコンクラーベと行うことになったカトリック教会の総本山ヴァチカンで、候補者である枢機卿たちが誘拐される事件が発生。
ヴァチカンの依頼で調査に乗り出した宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授は、教会に迫害

された科学者たちが創設したという秘密結社イルミナティが、再び現代に姿を現したのではな
いかと推理する。
犯人はスイスの研究所から恐るべき破壊力を秘めた“反物質”を盗み出し、ヴァチカンの爆破をも計画。ラングドン教授は美人科学者ヴィットリアの協力を得て、謎に包まれたこの事件の真相に迫っていく。

2006年のヒット映画「ダ・ヴィンチ・コード」の続編となり、主人公も同一である。原作においては「天使と悪魔」がシリーズ第1弾であり、続編が「ダ・ヴィンチ・コード」である
が、映画では時系列を入れ替えている。また、
「ダ・ヴィンチ・コード」が原作にほぼ忠実だったのに対し、本作はかなり脚色が加えられている。

トム・ハンクスは本作への思いについて「このシリーズの基本は決して論議を醸すようなものではないと思ってる。全て仮説なんだから。「ダ・ヴィンチ・コード」は確かに物議を醸したけど、それで何かが変わったわけじゃない。教会はいまでも健全にそこにあるわけだし、

一番大切なのは、観客がお金を払って見るだけの価値があるか、観客を満足させることができ
るかということだよ」と語っている。
ロン・ハワード監督も「ダ・ヴィンチ・コード」を製作する際に、「賛成派、否定派の中間に立って、両方を考えながら撮ったことは、僕の人生において非常にプラスになったと思ってる。万人を喜ばせることはできないかもしれないということを認識して映画を撮ったのは、あれが初めてだった」と語っている。
観客も批評家も、それぞれの思い入れやイメージがあり、それだけ批判が多くなるというのは覚悟の上だった。中には私の選択に不満を抱く人も当然いる。しかし、そうした批判を受けることがわかっていても、やりたいと思った作品だし、僕が思うに、映画を見た人が、それぞれにディスカッションするのがまた楽しいし、批判するのも楽しみのひとつなんじゃないかなと思う」と語っている。
今回のテーマである「宗教の科学」私のようなボンクラにはよく解りませんが、前作「ダ・ヴィンチ・コード」よりさらにスピーディー&アグレッシブになっていました。
また、とにかくヴァチカンがすごい、歴史的建築・彫刻溢れた重厚な世界ため息が出るほど雄大な歴史あるロケーション。居るだけで歴史を感じる街。どこまで本当のヴァチカンで撮られたのか興味が尽きません。