DISCASレビュー

k.a
2025/07/14 07:04

キラー・クロコダイル

映画『キラー・クロコダイル』(1990年、ファブリッツィオ・デ・アンジェリス監督、アンソニー・クレンナ主演)は、カリブ海の湿地を舞台にしたイタリア製B級ホラー。環境保護チームが放射性廃棄物の不法投棄を調査中、廃棄物の影響で巨大化したワニに次々と襲われる。凄腕ハンターのケビンが立ち向かうが、仲間は減り続け、絶体絶命の戦いが続く。巨大ワニのリアルな造形とゴア描写は当時の低予算映画としては健闘だが、ストーリーは単純で、登場人物の軽率な行動や陳腐な展開が目立つ。Filmarks平均3.0点で、ワニの襲撃シーンの派手さとB級らしい荒唐無稽さが魅力。環境汚染へのメッセージ性も感じられるが、深みはなく、モンスター・パニック映画の王道を楽しむファン向けの一作。

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