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2026/01/12 20:01

ミイラ再生

ミイラ再生

原題:The Mummy

 1932年 アメリカ 劇場公開:1933年7月20日

スタッフ 監督:カール・フロイント 原作:ニナ・ウィルコックス・パットナム、リチャード・シ

     ェイヤー 脚本:ジョン・L・バルダーストン 製作:カール・レムリ・Jr 撮影:チャー

     ルズ・J・スチューマー 美術:Willy Pogany

キャスト ボリス・カーロフ、ジタ・ジョハン、デイビッド・マナース、アーサー・バイロン、エドワ

     ード・バン・スローン、ブラムウェル・フレッチャー、ノーブル・ジョンソン、Katherine

      Byron、エディ・ケーン、Tony Marlow、レオナード・ムーディー、Maes Crane、ヘンリ

     ー・ビクター、Arnold Grey ほか

三千有余年前、エジプトの高僧イムホテップはイシスの女神に使える処女僧に邪まなる恋をした。そのために彼女は死んだ。イムホテップは死者を蘇生させる呪経を盗んだが、彼は人々に見い出され涜神者として生きながらミイラにされ、呪経とともに埋められた。このことあって三千余年、英国博物館の探検隊はインホテップのミイラと呪経とを発掘した。若い考古学者はふとその呪経の象形文字を読んだ。イムホテップは現代僧の装いをして探検隊一行を、彼が三千年前に恋した処女僧の墓所に案内した。かくてこの処女僧のミイラはカイロの博物館に納められた。イムホテップはその夜博物館に忍び行って呪経を唱えた。するとその呪文が英国人の娘ヘレン・グロスヴェナーに働いた。ヘレンの魂はかつての処女僧の魂なのであった。

1932年、ユニバーサル映画が放ったホラー映画『ミイラ再生』は、ミイラを題材としたホラー映画の礎を築いた記念碑的作品です。それまでの『魔人ドラキュラ』、『フランケンシュタイン』と並ぶユニバーサル・ホラーの傑作として、現在も高い評価を受けています。主役のボリス・カーロフは『フランケンシュタイン』では厚いメイクで言葉をしゃべらない怪物役だったが、本作では現代に蘇った古代の高僧を風格豊かに演じて、怪奇の大スターの地位を更に不動のものとした。また、世界的にヒットしてミイラ物というホラーの分野を確立した。

本作は、1920年代に世界的な話題となったツタンカーメン王墓の発掘を題材としており、その時代背景が物語にリアリティを与えています。また、当時としては画期的な特殊効果も使用されており、ミイラの復活シーンなどは、観る者に恐怖と驚きを与えたことでしょう。しかし、後のミイラ映画で定番となる、包帯をまとったミイラが徘徊し、人を襲うというシーンは本作にはありません。イムホテップはミイラの姿で登場するのはほんの短い間だけで、その後は人間の姿で登場します。そのような描写は、後の続編作品で描かれるようになります。

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