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京介 バッジ画像
2025/11/01 12:12

キングコング 2005

キング・コング (2005)

 2005年 アメリカ 劇場公開:2005年12月17日

スタッフ 監督:ピーター・ジャクソン 脚本:フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン 製作

     :ジャン・ブレンキン、キャロリン・カニンガム、フラン・ウォルシュ 原案:メリアン

     ・C・クーパー、エドガー・ウォレス 撮影:アンドリュー・レスニー 音楽:ハワード                           

     ・ショア 特殊メイク:リチャード・テイラー 編集:ジェイミー・セルカーク

キャスト ナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック、エイドリアン・ブロディ、コリン・ハンクス、カイ

     ル・チャンドラー、ジェイミー・ベル、トーマス・クレッチマン、アンディ・サーキス、エ

     ヴァン・パーク ほか

1933年、大恐慌時代のニューヨーク。売れない女優のアン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)は芝居小屋が突然閉鎖になり路頭に迷う。そんな彼女を救ったのは、出資者から見離された映画監督カール・デナム(ジャック・ブラック)。彼は幻の島へ行って冒険映画を撮ることに賭けていた。最初は彼の誘いに抵抗を感じたアンだが、脚本が憧れのジャック・ドリスコル(エイドリアン・ブロディ)のものだと知り、承諾。こうしてデナムは、助手のプレストン(コリン・ハンクス)に命じ、主演男優のブルース・バクスター(カイル・チャンドラー)らスタッフと機材を3時間足らずで船に乗せ、急いで大西洋へと出航していった。唯一、本当の目的地をデナムから聞いていたエングルホーン船長(トーマス・クレッチマン)は、危険を承知で南インド洋の海域に近づいていく。そしてデナムが探し求めていた髑髏島に辿り着いた。上陸したクルーは、原住民たちの攻撃に遭って数名が命を落とす。まもなく彼らにアンがさらわれ、巨大な野獣、キング・コング(アンディ・サーキス)がアンを奪い去る。

1933年の映画『キングコング』の2度目のリメイクであり、同作を見て映画製作を志したというピーター・ジャクソンの悲願の企画であった。序盤から中盤にかけては「アクションアドベンチャー映画」でありながら、時に「怪獣映画」「ホラー映画」「パニック映画」にもなり、さらにはキングコングを主人公として見た場合にはヒロインを守るために戦う「スーパーヒーロー映画」となり、ヒロインとのラブロマンスのシーンもあるなど、様々な要素が混在しながら成立している稀有な作品となっている。主要キャストのナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック、エイドリアン・ブロディは指名起用され、他の候補者は検討されなかった。ナオミ・ワッツは役作りのために1933年版でアン役を演じたフェイ・レイと面会している。また、ジャクソンはフェイ・レイに「ラストシーンにカメオ出演して欲しい」と懇願していたが、彼女がプリプロダクション中に死去したため実現しなかった。フェイ・レイが発するはずだった「It was beauty killed the beast(美女が野獣を殺した)」の台詞は、オリジナル版と同様にカール・デナム(ブラック)が発することになった。また、名演のコング役(アンディ・サーキス)は要チェックだ。彼は、役作りのためにロンドン動物園でゴリラの生態を研究したり、その後にはルワンダに向かい、同地の野生のゴリラの生態も研究している。

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1 件の返信 (新着順)
カッツ
2025/11/02 20:05

キングコングは何本も映画が作られていますが、ナオミ・ワッツが主役のこの映画が最もいいと私は思います。


京介 バッジ画像
2025/11/03 16:48

コメントありがとうございます。
キャストのナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック、エイドリアン・ブロディは指名起用されただけのことはありますね。ヒロインのナオミ・ワッツはとても可愛くてコングとの関係も良いですね。