村松健太郎
2025/09/30 15:56
幻想ミステリー『火喰鳥を、喰う』
信州で暮らす久喜雄司(水上恒司)と夕里子(山下美月)の元に戦死した先祖・久喜貞市の日記が届く。最後のページに綴られていたのは「ヒクイドリ、クイタイ」の文字。その日を境に、墓石の損壊、祖父の失踪など、幸せな夫婦の周辺で不可解な出来事が起こり始める。超常現象専門家・北斗総一郎(宮舘涼太)の力を借りて探った先で知る、驚愕の真相とは――
第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞<大賞>を受賞した原浩の同題小説の映画化。小説が基になっていますが、内容的にとても映像化に適した内容になっていて、しかも内容的に一気に語り切る映画という媒体と相性が良いく、映画と小説の良い化学反応を感じさせる一本です。
『空飛ぶタイヤ』の本木克英監督、『ラーゲリより愛を込めて』の脚本家・林民夫という組み合せも安定感を生み出しています。
水上恒司、山下美月の二人は目下絶好調という感じで話題作に連投していますし、宮舘涼太もアイドルの時とは別の怪しい顔を見せてくれます。
© 2025「火喰鳥を、喰う」製作委員会
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