ティム・バートン監督による生者と死後の世界の総締めと『ビートルジュース』2024年アップデート版
■ビートルジュース ビートルジュース
〈作品データ〉
マイケル・キートンが演じる怪人ビートルジュースで有名なティム・バートン監督作品『ビートルジュース』の36年ぶりの続編に当たるホラー・コメディ映画!霊能力を活かしてテレビのオカルト番組で活躍していたリディアは、父チャールズの死と恋人ローリーと再婚を兼ねてニューイングランドの件の館に母デリア、娘アストリッドと訪れる。アストリッドはそこでジェレミーという青年と仲良くなるが、それがきっかけで死後の世界に迷い込んでしまい、リディアはアストリッドを連れ戻す為にやむをえずビートルジュースの力を借りることに。前作と同様にビートルジュース役をマイケル・キートンが、リディア役をウィノナ・ライダーが演じ、他にキャサリン・オハラ、ジャスティン・セロー、モニカ・ベルッチ、ジェナ・オルテガ、ウィレム・デフォーが出演。
・9月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー
・上映時間:105分
・配給:ワーナー・ブラザース映画
【スタッフ】
監督・製作:ティム・バートン/脚本:アルフレッド・ガフ、マイルズ・ミラー
【キャスト】
ウィノナ・ライダー、マイケル・キートン、キャサリン・オハラ、ジャスティン・セロー、モニカ・ベルッチ、ジェナ・オルテガ、ウィレム・デフォー
原題:Beetlejuice Beetlejuice/製作国:アメリカ/製作年:2024年
公式HP:https://wwws.warnerbros.co.jp/beetlejuice/
〈『ビートルジュース ビートルジュース』レビュー〉
マイケル・キートンやウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラといった主要キャストも健在だから続編が出来てもおかしくはないが、ここに来て、36年ぶりに続編を作り上げたティム・バートン監督作品『ビートルジュース ビートルジュース』。本作は大人になったリディアを中心に人間界と死後の世界を行き来するファンタジー&ホラー・コメディに仕上がり、
CGの発達とウィレム・デフォーやモニカ・ベルッチなどの新キャラのおかげでさらにパワー・アップした!
本作はリディアがビートルジュースの力を借りて死後の世界に迷い込んだ娘アストリッドを人間界に連れ戻す話が中心だが、導入でリディアとアストリッド、リディアの母親のデリアの仲がいまひとつな家族のエピソードから、アストリッドとジェレミーのティーンズ恋愛を挟んで、人間界と死後の世界を行き来するファンタジー&ホラー・コメディへと展開。前作とはまるで違った流れから、死後の世界とビートルジュース&異世界ファンタジーのエピソードに持って行った脚本は見事。さらに本格的にするためにデリアの夫チャールズの死と、リディアの亡くなった夫というディテールを持たせることで、全く違った角度から新たなる『ビートルジュース』の世界を作り上げた。
前作『ビートルジュース』は1988年ということもあり、CGの技術が作品に追いついていなかったが、CGの技術が飛躍的に上がったことでビートルジュース周辺の死後の世界の完成度が遥かに増した。また、チャールズの葬送曲として「バナナボート」を歌ったり、ニューイングランドの館の2階にミニチュアがあったり、前作『ビートルジュース』のセルフオマージュも随所で見られる。さらには『ハリー・ポッター』シリーズのソウルイーターや『DUNE/デューン 砂の惑星』のサンドワームなど、他の映画のパロディもあり、遊び心も満載。
何よりも生き生きとしたウィノナ・ライダーや脇役ながら光るウィレム・デフォー、モニカ・ベルッチなど見所が多い続編だが、終盤というかラストの流れがあっさり過ぎる。ビートルジュース、リディア&アストリッド、ドロレス、ウィレム・デフォーが演じるウルフ・ジャクソンら取り締まり局による4WAYバトルの展開だが、ワチャワチャしながらしっかりとまとまりがある。
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投稿を表示ウェンズデーやってた子が娘役でしょうか、ウィノナ・ライダーもデスメイク?が似合ってます ふたりともカワイイですね😊
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