こんにちは、じょ〜い小川です！

今回、まだやってなかったお題は「12月期待の映画」。

9月の現段階で2024年の12月公開映画はこんな感じ。

12月6日公開予定
『クラブゼロ』
『モアナと伝説の海２』
『劇場版ドクターX』
『うちの弟どもがすみません』
『ホワイトバード　はじまりのワンダー』
12月13日公開予定
『はたらく細胞』
『クレイヴン・ザ・ハンター』
『MIRRORLIAR FILMS Season6』
『映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」』
『Colors Under the Streetlights』
12月20日公開予定
『【推しの子】』
『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』
『大きな家』
『ライオン・キング：ムファサ』
『聖☆おにいさん THE MOVIE～ホーリーメンVS悪魔軍団～』
『ありきたりな言葉じゃなくて』
12月27日公開予定
『私にふさわしいホテル』
『ロード・オブ・ザ・リング／ローハンの戦い』

……まだ3ヶ月以上もあるから揃ってないけど、それにしてもインパクトが弱い。一瞬、『ロード・オブ・ザ・リング〜』に「おっ！」ってなるけど、これアニメなんだよね。うーん。

もうちょっとハードなアクションやサスペンス、スリラーが欲しいんだけど、まずはファミリー受けから固めるんですね。

と、思いきや、一つだけ現段階で期待できる映画がある！
それがミア・ワシコウスカ主演、ジェシカ・ハウスナー監督作品『クラブ・ゼロ』があるじゃないですか！

と言っても、今回は当然ながら本編は見れてなく、せいぜい予告編のみでの、本当の意味での「期待値」を語るだけ。

おおおお！久しぶりのザ・仏頂面女優ミア・ワシコウスカじゃないですか！『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズのアリス役としてワールドワイドに有名にはなったけど、村上龍原作の『ピアッシング』のヒロインとして出演して以来、劇場映画ではとんと見なくなったけど、予告編を見る限りでは仏頂面は健在。

しかも、栄養学の先生として新しい学校に赴任して、究極の健康法を授けるけど、それが明らかにヤバく、物議を醸し出す、というやつ。生徒の制服も黄色系でヴィジュアル的にも変だし、不穏・不条理が渦巻いてそう。

監督のジェシカ・ハウスナー監督はこれまでに『ルルドの泉』と『リトル・ジョー』を監督してるんだけどどちらも不条理ワールドでね。特に『ルルドの泉』はわりとお気に入りで、「ルルドの泉」の迷信的な噂を逆手に取った不穏なドラマになっている。彼女の師匠はカンヌを2度制した鬼才ミヒャエル・ハネケ監督。そのお弟子さんだけあって作品は不穏・不条理さがあり、ハネケイズムを受け継いでいる。

今年5月に公開したデンマーク映画の『胸騒ぎ』のクリスチャン・タフドルップ監督はラース・フォン・トリアー監督の製作会社「ツェントローパ」で働いた経験があるだけのことはあってラース・フォン・トリアー監督のイズムを引き継いでいた。もし、ジェシカ・ハウスナー監督の『クラブ・ゼロ』が手応えある作品なら、『インフィニティ・プール』のブランドン・クローネンバーグ監督や『わたしは最悪。』のヨアキム・トリアー監督といった、今後の世界の不穏・不条理スリラー/サスペンス映画界隈を担うトップランナー達の一角に入るであろう。

キャストはミア・ワシコウスカ以外は作品をちゃんと見ないと語りようがない。なので今回はこのぐらいで。
  

公式HP:https://klockworx-v.com/clubzero/