DISCASレビュー

カッツ
2025/12/03 07:33

13デイズ 

1962年に実際に起きたキューバ危機を題材にしたサスペンス映画である。ケネディ大統領を扱った映画『JFK』でも主演を務めたケビン・コスナーが、本作では大統領特別補佐官役を演じている。作品は、核戦争の瀬戸際に立たされたアメリカ政府の緊迫した13日間を、ドキュメンタリーのようなリアリズムで描いている。

映像や演出は派手さを抑え、政治的駆け引きや人間関係の緊張感を丁寧に積み重ねており、観る者に当時の空気を追体験させる。実際のキューバ危機を理解する上で非常に有用な映画であり、歴史的事件を知る入口としても優れていると感じた。

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