DISCASレビュー

ケント・ジョーンズ監督によるドキュメンタリー映画。フランソワ・トリュフォーが1962年にアルフレッド・ヒッチコックに行った伝説的なインタビューを基に、ヒッチコックの映画技法とその影響力を探る。トリュフォーの著書『ヒッチコックとの対話』にインスパイアされ、ヒッチコックの「サイコ」「鳥」「めまい」などの名作の舞台裏や、彼の視覚的ストーリーテリングが現代映画に与えた影響を、デヴィッド・フィンチャーやマーティン・スコセッシら著名監督のコメントと共に紐解く。アーカイブ映像とインタビュー音声が織り交ぜられ、ヒッチコックの天才性とトリュフォーの情熱が浮き彫りに。映画愛に溢れ、クリエイターの視点でヒッチコックを再発見できる、映画ファン必見の一作。