『TITANE/チタン』(2021)は、ジュリア・デュクルノー監督によるフランスのボディホラー・ドラマ。幼少期の事故で頭にチタンプレートを埋め込まれたアレクシア(アガト・ルセル)が、車への異常な執着と殺人衝動を抱え、逃亡中に男として消防士ヴィンセント(ヴァンサン・ランドン)の家に転がり込む。過激な暴力、ジェンダーとアイデンティティの探求、歪んだ家族愛を極端なビジュアルで描く。カンヌのパルム・ドール受賞作で、衝撃的な展開と感情の深さが際立つが、過激な描写で観客を選ぶ。ボディホラーやアート系映画好きにオススメ。