リュック・ベッソン最新”監督作”『DOGMAN ドッグマン』
最近はすっかりB級テイストなアクション映画のプロデューサー&脚本家といった感じのあるリュック・ベッソンですが、時代時代でその顔はだいぶ違います。
デビュー初期の『最後の闘い』、『サブウェイ』、『グラン・ブルー』の頃はアート系の作家として見られていて、ちょうど日本ではミニシアター文化の最盛期だったの一種のカリスマになりました。
ハリウッドと組むようになってからは『レオン』、『フィフス・エレメント』、『ジャンヌ・ダルク』と一本一本ごとに映画が大きくなっていった感があります。
その後、『TAXi』シリーズ、『トランスポーター』シリーズなどなどのアクション映画をプロデュース、時には脚本も手掛けました。
この娯楽アクション路線は監督作品にも反映されたようで『LUCY/ルーシー』、『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』、『ANNA/アナ』といった近作は初期の作品群を見ていた者には、ずいぶんと方向転換したものだなぁと感じさせます。
そんな中でのリュック・ベッソン”最新監督作”が『DOGMAN ドッグマン』です。
ドッグマンと呼ばれる青年の壮絶な人生の物語になっています。
女装し多くの犬と暮らす”ドッグマン”を演じるのは『アンチヴァイラル』、『ニトラム/NITRAM』といったクセのあるアート系作品で主演を務めてきたケイレブ・ランドリー・ジョーンズがタイトルロールを怪演。
警察に拘束された”ドッグマン”と呼ばれるその男は、自らの半生について語り始めます。
男は少年時代に犬小屋に入れられ、暴力を浴びて育っちました。たった一つの救いが一緒に閉じ込めれている犬たちです。
犬たちに何度も助けられてきた彼は、生きていくために犬たちとともに犯罪に手を染めるようになrます。
映画は久しぶりにクセの強いリュック・ベッソンを見れたという気持ちになる一本です。PG-12指定で良く収まったなというような描写もたっぷりあります。少しばかり気持ちの準備が必要ですが、一見の価値があるクライムサスペンスとなっています。
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投稿を表示ポスターのインパクト。
そして、リュックベッソン作品を映画館で観ることができるという貴重な体験をぜひ近日してまいります!
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