DISCASレビュー

ヴァイラスX

　1998年　アメリカ

スタッフ　監督: ビル・ノートン　脚本: ジョン・マンデール　製作: アンソニー・サンタ・クロース

　　　　　製作総指揮: ポール・A.カーフマン

キャスト　アダム・アーキン、ジョエリー・フィッシャー、ジャンカルロ・エスポジート、

　　　　　ケン・ジェンキンズ、マイケル・カドリッツ、ケイシー・ビッグス、ロビン・デアデン

最初は集団食中毒かと思われていたが詳しい原因は不明。そんな中、主人公のボブ・ミラーは１人水が怪しいと睨んで貯水池の水を調査した。するとそこには目には見えない寄生虫がウジャウジャ。汚染源は貯水池そこから町中の水道すべてが汚染されるという恐怖。

余計な事はせずに最初から最後まで病原菌との戦いとそれによるパニックを描いていて、何度も失敗しても何度も挑戦する主人公、そんなストーリーは地味ながらしっかりして社会派ドラマって感じだ。特に盛り上がりとかは無いんだけど、そのかわりダレる部分もない。最初から最後まで淡々と進んでいく、それでいてぐいぐい引き込まれる、全体的に無駄のない構成。内容としては至ってシンプルな病原菌パニック作品だが、よく考えてみてほしい。果たして1日で水に触れない日があるだろうか？
もしその水が汚染されたら？それがいかに怖いものかこの作品を見て考えさせられた。