カッツ
2025/12/29 08:30
17歳の肖像
2009年/イギリス
2009年のイギリス映画『17歳の肖像』は、キャリー・マリガンが主演を務め、ロザムンド・パイクも出演している。舞台は1961年のロンドン郊外。中流家庭の一人娘である16歳のジェニーは、成績優秀でオックスフォード大学を目指す優等生だ。しかし、彼女はどこかパリへの憧れや大人の世界への好奇心を抱えており、日常に物足りなさを感じていた。
そんなジェニーの前に現れたのが、年上の男性デイヴィッド。彼やその友人たちが見せてくれる華やかで洗練された世界に、ジェニーは一気に心を奪われる。だが、その眩しい日々は同時に“ほろ苦い人生のレッスン”の始まりでもあった。デイヴィッドには妻子がいるという事実が明らかになり、ジェニーは大きな挫折を経験することになる。
キャリー・マリガンは、無邪気さと知性、そして傷つきながら成長していく少女の複雑な心情を見事に演じており、その可憐さが作品全体の魅力を引き立てている。
脇道にそれるが、物語は最終的にハッピーエンドへと向かう。高校時代に道を踏み外しながらも、大人になる過程で再び自分の道を見つけていく――いわば“男子が不良から更生する物語”の女性版とも言える。
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