DISCASレビュー

京介 バッジ画像
2025/08/13 15:55

スカイ・クラッシュ

スカイ・クラッシュ

 2009年 ドイツ

スタッフ 監督:トーマス・ヤオホ 脚本:メラニー・フローニッケ 制作:キルステン・ハーガ

     ー、カルメン・シュトツェック 製作総指揮:アルブレヒト・プレル

キャスト ペーター・ハーバー、マックス・フォン・プーフェンドルフ、ユリア・ハートマン

     ヴァンダ・バートヴァル、ヤン・ハートマン、ハンネス・イェーニッケ ほか

フランス・ニース発EA714便は、乗員・乗客90人を乗せ離陸態勢に入った。しかし離陸直後、管制塔のわずかな指示ミスによって、小型輸送機と接触するという信じられない事故が起きる。そして機体後方には、無残にも数メートルの穴が開く。機体は制御不能に陥り、激しく揺れながら上昇していく。地獄さながらの機内。このままでは、墜落は避けられない状況に。さらに不運にも墜落予測ポイントは、市内マラソンが行われるドイツ・ベルリンの市街地。管制塔の緊急対策チームとのやり取りも虚しく、機体は絶望への軌道を描き始める。一方、最悪のケースを想定した政府は、ミサイル搭載のジェット機を発進させる。それは、大災害を未然回避しようとする為に、“EA714便の撃墜”を意味していた・・・・。そんな中、残された機内では、ベテランパイロットの判断で、機体後方にある制御系統の修復を試みる最後の賭けに出ていた。運命の鍵は、偶然乗客に居合わせた電子技師が握っていた。はたして、714便の運命は!

人間の小さなミスが大規模な事故を起すという典型的なパターンで純粋に飛行機事故をテーマにし機内で起こった状況を描いた珍しい作品で地味ながら良作です。まず何といっても中だるみが一切ありません。注意をそらすことなく引き込んでくれていて、きちんと娯楽映画としても見せてくれています。ありがちな、有名俳優とその他大勢、というつくりではなく、乗客・乗務員全員がそれなりに話中での位置をきちんと占めていることも好感が持てます。ツッコミどころはそれなりにありますが、「ちょっと映画でどきどきしたい」という方が楽しむにはおすすめですよ。 

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