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私の好きな映画

じょ〜い小川
2025/02/10 13:33

格闘技スポ根とアウトローバトルアクションの混ぜたらキケンな「ブレイキングダウン」映画『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』

■BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~

(c)2024 YOAKE FILM / BACK STAGE

《作品データ》

格闘技イベント「ブレイキングダウン」を題材にした格闘技スポーツ&不良アクション映画。強盗・恐喝の罪で少年院に送られたリョーマは院内で濡れ衣の罪で少年院に送られたイクトと出会い、意気投合する。二人は少年院の慰問に訪れた朝倉未来のスピーチに触発され、格闘技イベント「ブレイキングダウン」の出場を目指すために格闘家になる希望を抱く。しばらくして出所した二人は近所の金属加工の工場で働きながらキックボクシングジム「ヒノタカジム」に通うことに。主人公のリョーマとイクトは2000人のオーディションの中から選んだ木下暖日と吉澤要人を抜擢し、他篠田麻里子、土屋アンナ、久遠親、やべきょうすけ、一ノ瀬ワタル、加藤小夏、仲野温、カルマ、中山翔貴、せーや、真田理希、大平修蔵、田中美久、金子ノブアキ、寺島進、高橋克典、GACKTといった豪華キャストに加えて、朝倉未来が本人役で、堀江貴文、西野亮廣、宮迫博之、三崎優太、梶原雄太、瓜田純士、高橋努、波岡一喜がカメオ出演。

・1月31日(金)より新宿ピカデリー他全国ロードショー

・配給:ギャガ、YOAKE FILM

・上映時間:120分

【スタッフ】

監督:三池崇史/脚本:樹林伸

【キャスト】

木下暖日、吉澤要人、篠田麻里子、土屋アンナ、久遠親、やべきょうすけ、一ノ瀬ワタル、加藤小夏、仲野温、カルマ、中山翔貴、せーや、真田理希、大平修蔵、田中美久、金子ノブアキ、寺島進、高橋克典、GACKT、朝倉未来、堀江貴文、西野亮廣、宮迫博之、三崎優太、梶原雄太、瓜田純士、高橋努、波岡一喜

公式HP:https://bluefight.jp/


《『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』レビュー》

「1分間で最強の男を決める」という斬新なコンセプトや奇抜な出演者などで、巷で人気を博している格闘技イベント「ブレイキングダウン」を題材にし、「ブレイキングダウン」の核である朝倉未来の自伝『路上の伝説』をベースに三池崇史監督、樹林伸脚本で作り上げた格闘技スポーツ&不良アクション映画『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』。少年院上がりの少年二人が「ブレイキングダウン」出場を目指す物語に、街の不良グループとの諍い&さらにはその上の地域を支配する半グレ集団との樹林伸脚本らしいアウトローたちのドラマをミックスさせた映画で、

カラッとした格闘技スポ根とアウトローバトルアクションが1本で楽しめるお得な映画と考えればわりと楽しめる。

(c)2024 YOAKE FILM / BACK STAGE

 

前半は少年院もの、中盤からはリョーマとイクトが格闘家を目指す格闘技スポ根ものに、リョーマが少年院に入るきっかけになった街の不良グループ・吉祥丸軍団との因縁めいた諍いに、地域を支配する暴走族&半グレ集団のクリシェによりさらなるトラブルが勃発する。個人的には格闘家&「ブレイキングダウン」出場を目指す格闘技スポ根の流れだけでも良かった気もするが、それだとクソ真面目なボクシングor格闘技映画になってしまうので、そこで「サイコメトラーEIJI」、「クニミツの政」の原作を手掛けた樹林伸らしいアウトローが絡む展開に『クローズZERO』シリーズを手掛けた三池崇史監督らしさを加え、「ブレイキングダウン」らしいカラッとした格闘技スポ根&アウトローバトルアクション映画に仕上げた。

(c)2024 YOAKE FILM / BACK STAGE
(c)2024 YOAKE FILM / BACK STAGE

このため、終盤はかなり無茶で強引なご都合な展開になってしまった。街の不良グループの吉祥丸軍団が絡むまではリーダーの吉祥丸が元ボクサーで、高校を中退したアウトローという流れまでは悪くはないんだけど、GACKTが演じる御堂静をラスボスにした半グレ集団を挿入したのは盛り込みすぎだったように思える。そこは朝倉未来の「2対50」の喧嘩のエピソードを再現したかったのかもしれないし、ある意味樹林伸脚本らしさ、『クローズZERO』シリーズの三池崇史監督作品らしさとも取れる。が、そのおかげで終盤の「ブレイキングダウン」のオーディション&本戦のシーンが少なかくなり不満を感じる。

(c)2024 YOAKE FILM / BACK STAGE
(c)2024 YOAKE FILM / BACK STAGE

 

それでも格闘技スポ根とアウトローバトルアクションが1本で楽しめると考えればお得感はあるし、超絶無意味なホリエモンの出演シーンも三池崇史監督ならではのギャグのカメオと考えればいいかなと。寺島進を会長役にしたキックボクシングジム「ヒノタカジム」のシーンも悪くなかったから、格闘技スポ根とアウトローバトルアクションの配分をもう少し考えれば良かったかもしれないが、

後先考えずやりたいことを全部盛りしたあたりは「ブレイキングダウン」らしいかなとも思える。

(c)2024 YOAKE FILM / BACK STAGE
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1 件の返信 (新着順)
YOSHIA
2025/02/11 10:18

是非、みたいです😉👍️✨


じょ〜い小川
2025/02/14 22:45

コメントありがとうございます!
格闘技スポ根とアウトローバトルアクションが好きなら大丈夫です。