炎のメモリアル
炎のメモリアル
2004年 アメリカ 劇場公開:2005年5月21日
スタッフ 監督:ジェイ・ラッセル 脚本:ルイス・コリック 製作:ケイシー・シルヴァー
撮影:ジェームズ・L・カーター 音楽:ウィリアム・ロス 製作総指揮:アーミアン・バ
ーンスタイン、マーティ・P・ユーイング プロダクションデザイン:トニー・バロウ
キャスト ホアキン・フェニックス、ジョン・トラヴォルタ、ジャシンダ・バレット、ロバート・パ
トリック、モーリス・チェスナット、ビリー・バーク、バルサザール・ゲティ、ジェイ・
ヘルナンデス、ティム・ギニー、ケヴィン・チャップマン、ケヴィン・ダニエルズ、カレ
ン・ヴィックス ほか
ジャック・モリソン(ホアキン・フェニックス)は、ボルティモアの消防署に勤務するベテランの消防士。ポンプ隊が放水を開始する前に燃えさかる建物に飛び込み、生存者を救出することが、ラダー隊(ハシゴ車隊)に所属する彼の仕事だ。今、穀物倉庫で発生した大規模な火災現場にやってきたジャックは、12階に取り残された一人の男性を、生きて地上に返す作業に全力を尽くしていた。すでに階段が崩落した倉庫内は大爆発の危険をはらみ、一刻一秒を争う事態だった。「オレから目を離すな。信じるんだ」。恐怖に脅える男性を力強く励まし、窓からロープで脱出させるジャック。その直後、背後で爆音が轟き、床の穴に呑み込まれたジャックの身体は、数階下のフロアに投げ出されてしまった。もはや自力での脱出は、不可能。仲間の救援を待つあいだ、ジャックの脳裏には、人命救助の熱い志を抱いて消防の仕事に就いた、あの懐かしい日々の思い出が蘇ってくる…。

9.11同時多発テロの現場で、英雄的な活躍を繰り広げた名もなき消防士たち。彼らにリスペクトを捧げるために製作されたヒューマン・ドラマ。人命救助に人生を捧げた一人の消防士の姿を、リアルで迫力に満ちた火災シーンとともに描く。