DISCASレビュー

k.a
2025/07/01 07:29

劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王

『劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI』(2000)は、ポケモン映画シリーズの第3作で、ジョウト地方を舞台にした感動的な冒険物語。サトシたちがグリーンフィールドで、行方不明の科学者の娘ミー(声:竹内順子)と出会い、彼女の心が生み出した幻のポケモン・エンテイ(声:竹中直人)と、謎の存在アンノーンが引き起こす結晶塔の危機に立ち向かう。エンテイの迫力あるバトルや、ミーの母との絆が描かれ、家族愛と心の力がテーマ。重厚な前2作に比べやや軽快だが、サトシの勇気やロケット団のユーモアがバランス良く、子供から大人まで楽しめる。安室奈美恵の主題歌「なんとかなるよ」が爽やかで作品の余韻を盛り上げる。ただ、ストーリーの展開がやや急で、アンノーンの役割が曖昧との声も。ポケモン映画の初期の魅力が詰まった一本で、家族向け。

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