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2025/08/15 20:29

モスラ対ゴジラ

モスラ対ゴジラ

 1964年 東宝 劇場公開:1964年4月29日

スタッフ 監督:本多猪四郎 製作:田中友幸 脚本:関沢新一 音楽:伊福部昭 撮影:小泉一

     特技監督:円谷英二

キャスト 宝田明、星由里子、小泉博、ザ・ピーナッツ、藤木悠、佐原健二、田島義文、田崎潤、

     藤田進、小杉義男、谷晃、沢村いき雄、中山豊、田武謙三、山本廉、野村浩三、津田光男

     、堤康久、大村千吉、八代美紀、手塚勝巳、中島春雄 ほか

南海の孤島インファント島沖に台風X号が発生、大暴風雨となった。新産業計画として発足した倉田浜干拓工事現場も、壊滅してしまった。新聞記者酒井と中西純子は、流木の中から、放射能を含んだ異様な牙を発見した。その頃、静の浦の海上に、三〇メートルもある巨大な卵が漂着した。この巨大な卵を囲んで三浦博士以下学界の面々が調査したが、正体がつかめなかった。そして巨卵は興行師熊山と政界ボス虎畑が買い取り、商売に利用しようとたくらんでいた。三浦博士らは、酒井、純子らと対策を練ったが、そこえ妙なるメロディと共に小美人がインファント島からモスラの卵を返して欲しいとやって来た。しかしこの小美人をも商売の対象とした熊山らのために、人間社会に失望してインファント島へ帰っていった。一方倉田浜干拓地では、

海岸のロケは、静岡県下田市の弓ヶ浜でおこなわれ、漁村内は、沼津市静浦地区で撮影された。冒頭の取材シーンは、当時干拓事業が行われていた茨城県潮来町の延方干拓地で撮影された。また、東宝特撮作品では珍しく佐原が悪役を演じることとなった。佐原は、後年のインタビューでも「虎畑が一番おもしろい役であった」、あるいは「特にやりがいのあるものであった」と回顧している。

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