Yuji Abe
2025/11/05 20:25
『盤上の向日葵』- これはただの将棋映画ではない。魂が共鳴する、男たちの“生き様”のサスペンスだ。
私はこれまで、将棋を「ゲーム」の一つとしてしか理解していませんでした。 しかし、映画『盤上の向日葵』は、その浅い認識を根底から覆す、強烈な一作でした。
これは、将棋という盤面を挟んだ二人の男が、対戦という枠を遥かに超えた「生き様」を見せつけ合う、壮絶なサスペンス映画です。最近では珍しいほどに「男臭い」、本気のドラマがそこにはあり、私はそのスリリングな展開に終始ゾクゾクさせられました。
物語は、非常に心が痛むところから始まります。幼少期に愛されずに育った主人公は、大人になってからもその苦しみを引きずっている。そんな彼が、自らの「不幸に負けない力」を得たのが、唯一「将棋」だったのです。
将棋はゲームではない。“生きる支え”だ
本作の最大の魅力は、将棋を「生きる支え」として、逆境に立ち向かう二人の棋士の姿です。 彼らにとって将棋は、単なるゲームや楽しみではありません。自分の全てを支えるものであり、それこそが「スペシャリストとしての生き方」なのだと、スクリーンを通して強く感じました。
二人の天才が“共鳴”する、熱い生き様
決して順風満帆ではない人生。その逆境に負けないために、将棋という「支え」を手にした二人の棋士。 彼らは直接会わずとも、盤面を通してお互いの魅力と才能に「共鳴」し、成長していきます。その「素敵な生き様」に、私は深く共感しました。
「サスペンス×将棋」という、新感覚の衝撃
この映画は、将棋ファンだけのものではありません。 「サスペンス」と「将棋」という、一見考えられない組み合わせから生まれる化学反応に興味を持った方には、ぜひお勧めしたい。 「新しいジャンルのサスペンス映画が見たい」 そう願う方は、ぜひ劇場に足を運んで、この魂のぶつかり合いを体感してください。
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