カッツ
2025/11/11 07:29
ローマの休日
1953年公開の映画『ローマの休日』は、ウィリアム・ワイラー監督による不朽の名作。主演はグレゴリー・ペックとオードリー・ヘプバーン。ヨーロッパの王女とアメリカ人新聞記者が織りなす、たった一日の夢のようなバカンスを描いたロマンティックな物語である。
アン王女は、公式訪問の疲れと窮屈な生活に耐えかね、夜のローマへと抜け出す。偶然出会った新聞記者ジョーは、彼女の正体を知りながらも黙って付き合い、二人はローマの街を巡りながら、束の間の自由と心の交流を楽しむ。コロッセオ、スペイン広場、真実の口――ローマの名所が二人の心の距離を縮めていく。
オードリー・ヘプバーンは本作で映画初主演ながら、気品と無邪気さを併せ持つアン王女を見事に演じ、アカデミー主演女優賞を受賞。彼女の笑顔と涙は、観る者の心に深く残る。
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