野良猫系女子『チャチャ』の恋と成長の物語

どうも。ゆちゃんです。

今回はDiscover usさんにご招待いただき一足先にオンライン試写で『チャチャ』を観ました。

酒井麻衣監督が脚本も手掛けたオリジナルストーリーということで、酒井監督のラブストーリーは楽しみだなぁと思い観始めたら思いもよらない展開続きで、驚きの連続でした！

チャチャ

『チャチャ』

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10 月 11 日(金)より新宿ピカデリー他全国公開
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配給:メ~テレ、カルチュア・パブリッシャーズ配給協力:ラビットハウス
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上映時間　　　：108分
監督　　　　　：酒井麻衣
脚本　　　　　：酒井麻衣

あらすじ
デザイン事務所に勤めるイラストレーターのチャチャは、自由奔放な振る舞いで周囲から反感を買うこともあるが、人目を気にせず好きなように生きることをモットーにしていた。ある日、樂という青年と出会った彼女は、ミステリアスな彼に興味を抱く。それぞれ好きなものは正反対ながらも、「2人いたらちょうどいい」と樂にひかれていくチャチャ。ところがある日、チャチャが樂の部屋であるものを目にしたことから、事態は不穏な方向へと突き進んでいく。（映画.comより引用）

本作はただのラブストーリーじゃない“風変わりな”ビザールラブストーリー。

予想もしない展開に前半と後半では、これ本当に同じ作品？となるほど一気に物語が変わる。
前半ではチャチャと樂の出会い、チャチャが樂に惹かれていく姿にキュンとし、後半ではチャチャと樂、2人の恋模様に新たな展開に発展する。飽きさせない物語展開に最初から最後まで画面に釘付けになった。

🎥(not)HEROINE movies 第4弾『チャチャ』

“へたくそだけど私らしく生きる”、等身大の女性のリアルをつむぐ映画シリーズ。

次世代を担う映画監督と俳優たちを組み合わせ、それぞれの感覚と才能を思う存分発揮できる場を生み出し、輩出するプロジェクト(not)HEROINE movies.

『美しい彼』シリーズを手掛けた酒井麻衣監督 × 『サマーフィルムにのって』の伊藤万理華、初タッグ作品

“ヒロイン”になりきれない“ヒロイン”たちの物語。
本作は(not)HEROINE movies 第4弾『チャチャ』

🐱野良猫系女子チャチャの存在

野良猫系女子！？という妙に気になるワード。
でも映像を観れば納得する。
“人目を気にせず、好きなように生きる”
自由気ままに生きるチャチャ。

見てて危なっかしいわけでもないけど、どこか放っておけないような、構いたくなるような……

異性からは好かれるが同性からは好かれないそんなキャラクター。不思議ちゃんといえば不思議ちゃんでもあるし、あざといと言えばあざとい、でもどこか愛くるしい存在のチャチャを伊藤万理華が見事に演じきっていた。

💖正反対な2人だけど一緒にいたら丁度いい

屋上で偶然出逢った樂にチャチャが興味を持ち、「お互いに好きなものは正反対だけど、2人いたら丁度いい」と次第に樂に惹かれていくチャチャ。

性格は真逆だからこそ“ないものを持っている”感覚として惹かれてしまう。
チャチャがどんどん樂に惹かれていく姿がとても可愛らしく、観ていて応援したくなる。
ただ、樂は喜怒哀楽を表に出す人間でもないため、表情が読み取りにくい…
樂の気持ちが全然読めないのもまた観ていてもどかしさがある。

そんな樂を中川大志が演じているが、樂を演じている中川大志がたまらない。
今までいろんな作品で中川大志を観てきたが、本作では観たことがない表情をしていて、こんなにもいろんな引き出しがあるのかと驚いた。
どこかミステリアスで表情が読めない樂、彼の表情にも注目してほしい。

👀それぞれの目線で描かれる物語

本作の主人公、野良猫系女子であるチャチャ目線。
チャチャが恋するどこかミステリアスな樂目線。
チャチャの同僚の凛目線。

それぞれの目線で描いてるからこそ物語の軸が変わって二転三転とする見方がある面白さ。チャチャ目線で観ていた時と樂目線になった時、物語が一気に変わって違う作品を観ているかのようになる。