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2025/08/16 18:54

ガメラ対大魔獣ジャイガー

ガメラ対大魔獣ジャイガー

 1970年 大映 劇場公開:1970年3月21日

スタッフ 監督:湯浅憲明 脚本:高橋二三 企画:仲野和正 製作:永田秀雅 撮影:喜多崎晃

キャスト 高桑勉、ケリー・バリス、キャサリン・マーフィー、炎三四郎、平泉征、八代順子、

     大村崑、速水亮、フランツ・グルーベル、夏木章、北城寿太郎 ほか

南太平洋ウェスター島の石像「悪魔の笛」が日本万国博に陳列されるため南海丸が大阪に入港した。丁度その頃、ウェスター島と南海丸に異変が起きた。島の石像跡には異常な光と震動をともなって、全長二〇〇米に及ぶ大魔獣ジャイガーが出現。南海丸の中では石像にふれた人々が、次々と倒れた。この異常事態を知ったガメラはウェスター島に向い、ジャイガーと対決。だが、ジャイガーはガメラを唾液ミサイルで釘づけにすると、海上を滑走して、大阪に上陸、そして大暴れ。必死の思いで立ち上ったガメラはジャイガーを追って、大阪で再び死闘を展開した。

前作での宇宙から一転して、「謎の古代遺跡」を舞台にした作品になっている。脚本担当の高橋二三によると、本作品では新しい物語要素としてオカルトをテーマに採り入れており、「悪魔の笛」が引き起こす「呪い」を強調した内容となっている。また、ジャイガーの子供がガメラに寄生するシーンは、湯浅によると「予算は無いし、やることは大体前のガメラでやりつくしちゃったので、どうしようかと思って考えた」アイディアだったという。

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