『忍びの家』企画プロデュースの村尾嘉昭監督が送る『劇場版トリリオンゲーム』
公開初日に舞台挨拶中継付きの回を見てきました!劇場版トリリオンゲーム。
一昨年のドラマも見ていて続編を見たいと思っていましたし、好きな監督さんの作品でもあるので、続編映画の制作のお知らせを聞いた時はとても嬉しくて、公開を待ちわびていました。
監督をつとめたのは村尾嘉昭さん。
昨年、賀来賢人さんがプロデュースしたということで話題になったNetflix 配信の忍びの家という作品がありますが、その共同プロデュースと監督を担当したのが、トリリオンゲームの監督、村尾嘉昭さんです。
村尾監督は映画を撮るのは本作が初めてとのことですが、ドラマ好きの間では人気の塚原監督作品(Nのために、リバース、アンナチュラル、最愛)の演出チームとして目にすることのあるお名前で、その演出力に信頼のある監督さんです。
本作で村尾監督はアクション指導を忍びの家チームに依頼したり、チーフ監督であったデイヴ・ボイルさんからカジノ映画を教わったりしたのだとか。
監督が忍びの家で培ったエッセンスを加えたトリリオンゲームのアクションシーンやカジノのシーンはそのスケールの大きさに見応えがあり、緊迫感や爽快感を存分に味わえます。
あえてカテゴライズするならば、オーシャンズ11のようなテイストで、後半の伏線回収が楽しい映画です。
そして、、もう一つどうしても言いたいのは!
目黒蓮さん演じるハルと今田美桜さん演じるキリカの関係性!
ビジネスのストーリーであり、ビジネス上のライバルという土台があるからこそ見れる絶妙な関係性に、見事に悶え死にました。
二人とも1番大事なのはビジネスだから、安易に恋愛関係にならないし、でもお互いに気になるし…みたいな。それはビジネス上の嫉妬なの?どうなの?と、人によっていろんな捉え方ができそうなやり取りもたまらないです。ラブストーリーが主軸ではないからこそ見られるもので、なかなかこのような関係性の作品は見られないのではないかなとも思います。
個人的には、このまま10年くらいつかず離れずビジネスのライバル関係続けて、「そろそろいいんじゃない?」ってハルが押し切るところとか見てみたい。この絶妙な関係性の続きを見たいから続編を作ってほしいと思うほど。

(c)2025劇場版『トリリオンゲーム』製作委員会 (c)稲垣理一郎・池上遼一/小学館
ちなみにこのお二人、大好きな映画『わたしの幸せな結婚』で清霞と美世を演じていた二人なのですが、本当に同じ二人が演じていたとは思えないくらい真逆の役柄、真逆の関係性を演じられていてびっくり・・・。言われなきゃ気づかない人もいそうなくらいです。

(c)2023 映画『わたしの幸せな結婚』製作委員会
わたしの幸せな結婚の続編も待ち望んでいるのですが、そこにトリリオンゲームのさらなる続編も追加したくなってしまいました。