面白すぎてアタマがBAKAになる!これが、ギャグだ!!
ただのマルクスじゃないよ、兄弟だよ
マルクス兄弟と聞いて、
「え~っ、マルクスって兄弟だったの!?」って言った
そこのあなた、さしずめインテリだね。
違います、“資本論”のマルクスじゃなくて、兄弟のマルクス。
コメディ映画を語る上で絶対に欠かせない存在。
コメディ好きでマルクス兄弟を知らなかったら恥ずかしい~。
コメディを語る資格なし!と言っても過言じゃない!!・・・マジで。
そんなマルクス兄弟の代表的作品が・・・
「 我が輩はカモである 」
超ナンセンスなギャグが続出、もう爆笑の連続!
ストーリーは、簡潔に言えば、とある共和国と隣国との大混乱。
そのシチュエーションの中で、抱腹絶倒、奇想天外のギャグが炸裂して行くのだ。
もう、全編、ハチャメチャ。脳ミソが爆発しBAKAの花が咲きまくります。
それだけ、ぶっ飛んだギャグがふんだんに散りばめられている。
ギャグとは、
一定の設定の中で常識を覆したり、既成の価値観をぶち壊す驚きで
笑いを生み出すアイデアを言います。
有名なもので言えば・・・
ビルの建物に手をついて立っている男がいる。そこへ友人がやって来て男を
遊びに誘うのだが、男は「今は手が離せない」と断ります。
しかし、しつこい誘いに仕方なく遊びに行く事になり、
男が手を離した瞬間!ビルが傾き倒れてしまう・・・というギャグ。
クダラなくて面白いでしょ。
こんなギャグを次々と繰り出してくるのが、マルクス兄弟なのだ。
その顔ぶれは・・・
チコ、ハーポ、グルーチョ、ガンモ、ゼッポの五人兄弟。
映画の中で主に活躍するのはチコ、ハーポ、グルーチョの三人。
言葉を全く話さないハーポは動きで魅せる。
特に、着ているコートのポケットから色んな物が次々と出て来るギャグはお決まり。
ドラえもんの四次元ポケットのアイデアは、このハーポ・マルクスのギャグから
来ているというのも一部では有名な話。
鼻の下の大きなゲジゲジ髭とメガネが特徴的なグルーチョも、
その独特な前かがみでの歩き方は
萩本欽一のあの“欽ちゃん走り”のルーツ、お手本でもある。
アメリカのコメディ映画、メル・ブルックス作品や人気シリーズだった
マイク・マイヤーズ主演の「オースティン・パワーズ」などはギャグの見せ方やその作風において、
マルクス兄弟作品の影響を大きく感じさせる。
多くのコメディ作品の原点の一つには、マルクス兄弟の存在があると言っても
決して間違いでは無いのだ。
そして最後に、この「我が輩はカモである」の中で一番ぶっ飛んでいるのが、
バスタブでのギャグ。
一体、どんなオチがあるのか、それは実際に見て、お楽しみあれ!
*注意:下記の方はいきなり当作品をご覧にならないで下さい
・ナンセンスギャグに馴れていない方
・常識や既成の価値観にしばられている頭の堅い方
・現実にとらわれ「そんなワケないじゃん」とすぐに言ってしまう方
・・・それでもご覧になりたい方は、上記の点を十分ご理解いただきお楽しみ下さい!!
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投稿を表示シモ坊さん DISCAS編集部SHNです。
ナイスです!そしてごめんなさい!「我が輩はカモである」レンタルDVD化されてないんですよね。急ぎ版権探します!!
なにを隠そう、私の自宅にセルDVDがあります。
昔インタビューで、いとうせいこうさんがオススメされて、購入しました。
家で大笑いしましたよ。全然Z世代にも通じる笑いのハズ!
私は鏡のシーンが大好きです。
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投稿を表示初めまして、シモ坊です。
マルクス兄弟、面白いですよね。頭おかしくなりますもん。
ドリフの志村けんとジュリーの「鏡ネタ」ですよね。
それと「ヒゲダンス」のあのヒゲはグルーチョですよ。
私がマルクス兄弟を知ったのは中原弓彦(小林信彦)の
本でした。
で、1970年代後半に赤塚不二夫が
「バカ田大学学園祭」をやった時に、新宿紀伊國屋ホールで
「我が輩はカモである」を上映。
この時、初めてマルクス兄弟を見て大爆笑。
そのせいで未だに頭が変です。
コメント、ありがとうございます。
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投稿を表示シモ坊さん、はじめましてLOQと申します。よろしくお願いいたします。
『 我が輩はカモである 』は傑作ですよね。
先日、NHK-BSで放送されたので嬉しかったです。
ご覧になった方もいらっしゃると思います。
( ネタばれあり )
ドリフはマルクス・ブラザースを絶対勉強していますね。
例のシーン、ドリフのコント、たしか志村けんと沢田研二で観た記憶があります。(笑)
本作を知ったのはよみうりテレビの関西ローカルの映画特番「 CINEMAだいすき ! 」の中で放送された時。
その際の解説で、ベトナム戦争期アメリカの大学でカルト的人気が出たと言ってました。
戦争をする権力者を徹底的に笑い飛ばしてしますね。 でもそもそもナンセンスなので、そういう政治性抜きでも笑えますが。(笑)
日本はチャップリンなどペーソスのあるウェットな笑いがずっと人気があって、昭和にはマルクス兄弟は一般ウケしなかったと思いますが、日本人の笑いの感性も変わったので、現在のお笑い好きには評価されるかもしれませんね。
特に本作は映画としての完成度が高いので、おススメ作品と僕も思います。