私の背中を押してくれた一本の映画
昔、とても悩んでいるときがあり、迷路に迷い込んだようになっていた時
映画通の友人から勧めらた1本の映画が、私に勇気を与え、背中を押してくれたことがありました。
それがこの映画
『素晴らしき日』
1996年、アメリカ映画、原題はONE FINE DAY
監督:マイケル・ホフマン
主演:ミシェル・ファイファー 、 ジョージ・クルーニー
当時38歳のミシェル・ファイファー はすでに大物女優でした。
相手役に選ばれたのは、1994年から『ER 緊急救命室』のドクター・ロス役で出演し、
遅咲きブレイクをした当時36歳のジョージ・クルーニー でした。
ストーリー
メラニー(ミシェル・ファイファー)は建築家として活躍しているキャリアウーマン。
彼女はミュージシャンの夫と離婚してからは、女手一つで5歳の息子サミーを育てていた。
一方、新聞に人気コラムを連載しているジャック(ジョージ・クルーニー)も、妻と離婚しており、
5歳の娘マギーを数日預かることになっていた。そんなメラニーとジャックは、二人とも子供を課外授業に送る時間に遅れてしまい、急いでタクシーを捕まえる。だが、そのタクシーに相乗りすることになった二人は反目し合い、相手への皮肉を言い合うのだった。
そんな最悪の出会いをした二人だったが、その後互いに惹かれ合っていく。(Wikipediaより抜粋)
ある日の1日の出来事を描いています。
メラニーとジャックはその日、人生を左右するほどの重要な仕事があるのにも関わらず
子供たちの面倒を見てくれる人が見つからず途方にくれてしまいます。
互いに空いている時間は面倒見ることにしないか?というジャックの提案を振り切って
メラニーは職場にサミー連れていくものの、いたずらっ子のサミーに翻弄されて
今日の大切なプレゼンに使用する模型が壊れてしまいます。
社長からは、今日のプレゼンはわが社にとっても、君にとっても最大のチャンスだ、
これを逃したら仕事がなくなるぞ、と脅かされる始末。
一方、ジャックも新聞社にマギーを連れてくものの、スクープでつかんだネタの裏が5時の市長の会見までに取れなかったらクビにするぞ、と編集長から最後通告を受けてしまいます。
仕方なく2時からのプレゼンの間はジャックにサミーを預けることにしたメラニー。
それが終わったら、マギーを預かるという約束をして。
思いのほかプレゼンはうまくいって、お客から5時半から飲みながら詳細を話したいと言われて戸惑うメラニー。
なぜなら、今日は6時から息子サミーのサッカーの試合がある日だから。
それでも、お客からのオファーを断れず、何とかしようとまた奮闘。
とにかくバタバタと忙しい一日。
5歳の子供たちは、大人の事情などはいざ知らず、ちっともじっとしてはいません。
サミーが鼻にビー玉を入れてしまい取れなくなったり
マギーが猫を追いかけて迷子になったりと、大騒ぎ。
何とか今日の日を乗り越えた時、そんな子供たちと過ごす時間がとてもかけがえのない
愛おしいものだと気づかされる二人は、いつの間にか互いに惹かれあっていました。
大変な一日だったけど、今日はいい日だった。
何故なら互いを『嫌い!』と言っていた子供たちもすっかり仲良しになり
そして何よりメラニーとジャックが出合えた日だから。
そう、素晴らしき日だったのです。
単なる恋愛ドラマでしょ?と言ってしまえばそうなのです。
でも、ミシェル・ファイファー演じるメラニーが
パワー溢れるシングルマザーのキャリアウーマンで
ああ、私でも出来るかも、と思わせてくれたのです。
この映画を初めて見た当時、私の息子も劇中のサミーと同じ5歳でした。
なので、余計にちょっと不細工だけど、かわいいサミーに息子の姿を投影して
めちゃめちゃ感情移入してしまいました。
ママがお客とバーで打ち合わせしているとき
ガラス越しに面白い顔をしてママを笑わせようとするサミーがとても愛おしく思うメラニーですが
あのシーンは大好きで、何度見てもジーンとなります。
最高にいいシーンです。
メラニーが出会う記者のジャックを演じる若きジョージ・クルーニーがほんとに素敵。
父親としてはダメダメですが、女性がほっとけないタイプの魅力的な男性です。
バツイチということで、社内でも女性たちが色目で誘いを掛けてきます。
↓この頃ですね
ミシェル・ファイファーもとても綺麗でした。
ネチネチとしたラブシーンもないですし、爽やかな大人のラブコメ。
やれば出来る!そんな勇気と元気をもらった映画です。
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