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「最強のふたり」感動と笑いの絶妙なバランス
「最強のふたり」感動と笑いの絶妙なバランス 2011年 フランス監督:オリヴィエ・ナカシュ&エリック・トレダノ 実話を基にした心温まるコメディドラマパラグライダーの事故で首から下が麻痺した大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)と、スラム街出身の介護士ドリス(オマール・シー)のまったく境遇が違う2人が出会い、芽生える友情をシリアス
東宝俳優録15 桜井浩子/南 弘子
東宝俳優録15 桜井浩子/南 弘子 東宝ニューフェイスは60年の15期を最後に、翌61年からはオール東宝ニュー・タレントという呼称に変わっており、その第1期生として入社したのが藤山陽子、中川ゆき、丸山謙一郎、そして桜井浩子などである。 桜井浩子は46年生まれ。小学生の頃から児童劇団に所属しており、小学六年だった57年には東映
今年の伊丹十三賞( 第17回 )は山田五郎さん
今年の伊丹十三賞( 第17回 )は山田五郎さん 今年度2025年の伊丹十三賞( 第17回 )は山田五郎さんに贈られました。受賞理由は「 美術を対話的に掘り下げるインターネット番組「山田五郎 オトナの教養講座」の斬新さ、おもしろさに対して 」です。ぼくも大好きでよく観ているのでとてもうれしかったです。 伊丹十三賞とはマルチな
東宝俳優録14 大橋史典(樺山龍之介)
東宝俳優録14 大橋史典(樺山龍之介) 大橋史典と聞いてピンと来る人は、怪獣好きとか特撮好きの人がほとんどではないだろうか。東宝の俳優としては端役がほとんどだったが、俳優の傍ら怪獣造形も手掛けていたことで知られている。 大橋は1915年生まれで、本名は大橋幸利という。東京美術学校の彫刻科を卒業し、35年に松竹蒲田の演出課に入り助
東宝俳優録13 二瓶正也、古谷 敏
東宝俳優録13 二瓶正也、古谷 敏 東宝ニューフェイス15期には、「ウルトラマン」に出演した二人の名がある。二瓶正也と古谷敏である。 二瓶正也は40年生まれで、父親はドイツ人、国会議事堂のある永田町の出身である。高校三年の時東宝芸能学校の夜間部に入学し、60年に第15期東宝ニューフェイスとして入社している。 61年
東宝俳優録12 夏木陽介
東宝俳優録12 夏木陽介 瀬木俊一、佐藤允と来たら、夏木陽介ということになろうか。夏木陽介は36年八王子生まれで、本名は阿久沢有(たもつ)という。54年に明治大学経済学部に入学。画家の中原淳一が発行する雑誌「ジュニアそれいゆ」のモデルにスカウトされたことがきっかけで、58年の大学卒業と共に東宝に入社する。明大といえば、高倉健
東宝俳優録11 佐藤 允/瀬木俊一
東宝俳優録11 佐藤 允/瀬木俊一 新人を三人セットにして売り出すというのは昔からあるパターンであり、東宝でも三人の新人俳優を「スリーガイズ」と名付けて売り出そうとした。その三人とは、夏木陽介、佐藤允、瀬木俊一である。夏木と佐藤は長く活躍したので、みんな知っているだろうが、問題は瀬木俊一で、活動期間がわずか2年余りで引退してしまったの
東宝俳優録10 若林映子
東宝俳優録10 若林映子 今回は若林映子である。彼女の名前を初見の人は9分9厘「えいこ」と読むと思うのだが、正解は「あきこ」である。何故「あきこ」なのかというと、夕映えの増すころに生まれたのにちなんで名付けられたということだが、よくわからない。ひょっとすると、彼女の顔を知っている人でも「えいこ」と読むと思っている人も多いかも
東宝俳優録9 久保 明
東宝俳優録9 久保 明 子役出身でスターになった、なれた役者は意外に少ない気がするが、久保明はその中の一人といえよう。 久保明は36年生まれで、本名は山内康儀といい、男4人兄弟の三男である。小学四年の時に選ばれて、学校演劇「鐘の鳴る丘」に出演し、六年の時には、松竹の映画版「鐘の鳴る丘」(48、49年)にも出演して
ゴダール 『 軽蔑 』 と ベルトルッチ『 ラストタンゴ・イン・パリ 』 ( 後 )
ゴダール 『 軽蔑 』 と ベルトルッチ『 ラストタンゴ・イン・パリ 』 ( 後 ) 両作品はメタ映画、映画論の映画でもあります。『 軽蔑 』 原作ではプロデューサーがイタリア人ですが、映画でアメリカ人( ジャック・パランス )に代り、監督( フリッツ・ラング )と対比することで、「 映画は芸術家である監督ではなく製作者( 出資者 )のものである 」というハリウッドに代表される商業主