村松健太郎
2024/09/10 13:20
切なく、淡く、瑞々しい『ぼくのお日さま』
前作が好印象だった奥山大史監督の待望の最新作。
フィギュアスケートを題材にした映画ですが、競技についてというよりはそれを介して交わる3人の物語になっています。
何よりメインの二人を演じる越山敬達と中原希亜良がみずみずしく印象深いです。演技については本作がほぼほぼ初めてとのことですが、見事な演技でした、今後が楽しみです。顔と名前を憶えておきましょう。
そしてその二人を受け止める池松壮亮がまたバツグンに巧い。
大作の主演もこなせますが、このくらいのスケール感の作品の脇に回っても良い仕事をしてくれます。
90分のコンパクトな作品ですが見応えたっぷりです。
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