「死霊館のシスター 呪いの秘密」と死霊館ユニバースの世界
現在映画館で公開中の「死霊館のシスター 呪いの秘密」は、2018年公開の映画「死霊館のシスター」の続編。
なのですが同時に、非常に多くの作品がある「死霊館」ユニバースの1作でもあります。通算でいうとなんと9作目。
互いに世界観を共有しているのですが、一つ一つは独立した物語なので、特に過去の作品を観ていなくても、どの作品からでも問題なく楽しむことができます。
なので、今やってる「呪いの秘密」をいきなり観に行っても大丈夫です! シンプルなホラーストーリーなので、何の問題もなく楽しめます。
ですが、シリーズを意識して観るとそれはそれでまた面白い。
なので、これまでのシリーズをざーっとおさらいで紹介したいと思います。
映画の公開順に並べると、こうなります。
1:「死霊館」(2013)レンタルはこちら
2:「アナベル 死霊館の人形」(2014)レンタルはこちら
3:「死霊館 エンフィールド事件」(2016)レンタルはこちら
4:「アナベル 死霊人形の誕生」(2017)レンタルはこちら
5:「死霊館のシスター」(2018)レンタルはこちら
6:「ラ・ヨローナ〜泣く女〜」(2019)レンタルはこちら
7:「アナベル 死霊博物館」(2019)レンタルはこちら
8:「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」(2021)レンタルはこちら
9:「死霊館のシスター 呪いの秘密」(2023)
劇中の年代は制作順とはバラバラで、物語の年代順に並べるとこうなります。
1952年「死霊館のシスター」
1956年「死霊館のシスター 呪いの秘密」
1958年「アナベル 死霊人形の誕生」
1970年「アナベル 死霊館の人形」
1971年「死霊館」
1972年「アナベル 死霊博物館」
1973年「ラ・ヨローナ〜泣く女〜」
1977年「死霊館 エンフィールド事件」
1981年「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」
そして、この作品群はいくつかのグループに分かれます。
ウォーレン夫妻シリーズ
「死霊館」「死霊館 エンフィールド事件」「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」
実在の超常現象研究家、エド&ロレインのウォーレン夫妻を主人公として、本当にあった心霊現象事件をテーマに描く「本家」シリーズです。
「本当にあったこと」の触れ込みなので、昔の心霊番組的なハッタリの効いた面白さはこのグループならではのものです。
ヴェラ・ファーミガとパトリック・ウィルソンがウォーレン夫妻を演じています。
「アナベル」シリーズ
「アナベル 死霊館の人形」「アナベル 死霊人形の誕生」「アナベル 死霊博物館」
「死霊館」の冒頭に登場する「呪われた人形」アナベルが活躍するスピンオフ。
この「アナベル人形」も実在していて、実際にウォーレン夫妻のオカルト博物館に陳列されているそうです。見た目は、映画ではより不気味なものに変えてあるようですが。
「ヴァラク」シリーズ
「死霊館のシスター」「死霊館のシスター 呪いの秘密」
「死霊館 エンフィールド事件」に登場する「尼僧の姿をした悪魔」ヴァラクのルーツを描くスピンオフ。
「死霊館」や「アナベル」のシリーズとは違い、ヨーロッパの修道院を舞台に展開するゴシックホラーの趣あるシリーズで、ひと味違った雰囲気が楽しめます。
ロレイン役ヴェラ・ファーミガの妹タイッサ・ファーミガが戦う修道女アイリーンを演じています。
単発作品
「ラ・ヨローナ〜泣く女〜」
どのグループにも属さない単発作品は今のところこの1作だけ。中南米に伝わる怪談「泣き女」をテーマにしたホラーです。
内容はほとんど関係ないのですが、「アナベル」に登場する神父が登場することで同一ユニバースになっています。
元祖の「死霊館」から順に観ていくのがセオリーですが、どれから観ても全然問題ないです。
完全に時系列順で観るとか、ビジュアルが気になる作品からランダムに観るのでも全然あり。
自由な観方で楽しめるシリーズです。気になったところから入って、どっぷりはまってみてください!
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投稿を表示アナベルシリーズ好きですがこんなにシリーズあったんですね。時系列的に見直してみよかな。
体系的に整理いただきありがとうございました。