「セブン」サイコ・サスペンスの金字塔。
1995年公開
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ブラットピット・モーガン・フリーマン・ケビン・スペイシー
原作:オリジナル脚本
ストーリー・背景
退職間近のベテラン刑事サマセットと血気盛んな若手刑事ミルズが、“七つの大罪”になぞらえた連続殺人事件を追うストーリー。
被害者たちが次々と残酷な方法で殺害され、その現場には罪を示す手掛かりが残されていく。
犯人の知的で残虐な手口に翻弄されながらも、二人の刑事は執念を燃やして事件の全貌を追う中で、それぞれが抱える正義や価値観を揺さぶられる。
暗く冷たい雨の降りしきる街並みや、息苦しいほどの緊張感が終始漂う映像表現、そして衝撃的なラストが観る者に強烈な印象を焼き付ける不朽名作。
映画『セブン』4K版予告 2025年1月31日が公開され最注目。
七つの大罪とは?
キリスト教カトリックにおける概念で、堕落(だらく)した人間が犯すとされる“全ての罪の根源となるもの”のこと。
傲慢 (ごうまん):自分の優位性や重要性を過度に意識し、他者を軽視する態度。
嫉妬 (しっと):他者が持つものを羨み、それを自分も得ようとする感情。
憤怒 (ふんど):怒りや恨みを持つ状態。正当な怒りではなく、過度に強い感情として捉えられます。
怠惰 (たいだ):仕事や義務を怠ること。また、精神的な怠惰も含まれます。
強欲 (ごうよく):金銭や物質に対する執着心。
暴食 (ぼうしょく):食事における過度の欲求を満たそうとする行為。
肉欲 (にくよく):性的な欲求を過度に追求する態度。



「セブン」に雨のシーンが多い意外な理由
雨のシーンが特に印象に残る作品。実は・・・
撮影現場のLA(ロサンゼルス)は当時、エルニーニョ現象でとにかく雨が多くて、シーンによって雨が降ったり、止んだりすると画的におかしいから、それならいっそのことずっと雨降らせようっていう苦肉の策。この雨の演出でセブン独特の雰囲気となった。
ブラッド・ピットの怪我と脚本変更
撮影中にブラッド・ピットが怪我をしたため、役のミルズ刑事が怪我をするシーンが追加された。

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投稿を表示うーん、デヴィッド・フィンチャーは怖いというのを本作で、つくづく感じた作品です。
というのが、これを借りたのがカミさんが妊娠していたときだったのです。ああいうラストとは知らなかったので、非常に後味が悪かったですね。もっとも、そうでなくともショックではありますが。
『エイリアン3』でも冒頭のリプリー以外、全員死亡というあたりから不穏な空気が漂ってましたが、あのラスト。『ターミネーター2』のラストを連想しましたが、その行為に対する印象が大分、違ってましたね。
ということで、あれ以来、デヴィッド・フィンチャーはトラウマ監督であります。
それはさておき、撮影の裏話は面白かったです。撮影中に怪我をしたので負傷するシーンを追加するというのは『ランボー』で主役のスタローンが怪我をしたので、それを縫う場面を追加したのと少し似ていますね。(ただ、『ランボー』のあの場面に関するエピソードはガセで、実際には特殊メイクで、実際に怪我をしていたのではないという話も聞いたことがあるのでどちらが正しいのか、判断するのが難しいですね。)
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投稿を表示何回も観てしまうくらい好きな映画です。映画のノヴェライズも英語で読み、映画に登場するビールも飲みました🍺