歴史とファンタジーを掛け合わせたラブロマンス
「アナスタシア」
1997年公開 94分
監督:ドン・ブルース、ゲイリー・ゴールドマン
音楽:デヴィッド・ニューマン
声の出演:メグ・ライアン
ジョン・キューザック
クリストファー・ロイド
歴史に基づいた物語って、知ってる出来事が出てきたり
忠実に再現された部分を見つけて感動したりなど
完全なるフィクションとはまた違った楽しみ方ができるのが魅力ですよね💡
個人的な話にはなるのですが、一時期、ロマノフ王朝やラスプーチンについて色々と調べるのにハマってた時期があり
そんな私にまさに大ヒット!な映画に最近出会ってしまいました
今回は、なんで今まで観てこなかったんだ、と
知らずに生きてた期間を惜しく感じてしまうほど
私の好みど真ん中に突き刺さった映画「アナスタシア」をご紹介します
記憶を失くした少女が、過去を探す旅へ
主人公アナスタシアは、ニコライ2世の末娘でとっても活発な少女
300年続いた王朝を祝う式典で、彼女はおばあ様である皇太后様から
オルゴールと、そのオルゴールを回すための鍵のネックレスをプレゼントされます
ネックレスには「パリで一緒に」というメッセージが書かれており
アナスタシアはおばあ様と一緒にパリへ行けるのを楽しみにしていました
しかしそこへ悪党ラスプーチンが現れ、呪いをかけてしまいます
その呪いによりロシア革命が勃発
逃げ遅れたアナスタシアは、頭を強く打ち、記憶喪失に。
10年もの間、自分の身元がわからなくなった彼女は孤児院で
暮らすことに
大人になり、孤児院を卒業すると目の前には分かれ道が
一つは、魚工場(これから働く予定のところ)へと、
もう一つは未知のパリへと続く道
アナスタシアは、首からぶら下げていた
「パリで一緒に」と書かれたネックレスだけを頼りに、
自分の過去に想いを馳せます
そして、不安を抱えつつも、彼女は決断し、一歩を踏み出していく…
アナスタシアってディズニーなの?
アナスタシアは、厳密にいうとディズニーではなかったのですが
現在はディズニーでもあります
監督のドン・ブルース氏、ゲイリー・ゴールドマン氏は
元ディズニーのクリエイターさんで、絵のタッチやストーリーから
ディズニー特有の夢いっぱいの雰囲気が伺えるかと思います
しかし、本作は彼らがディズニーを退社後に制作された作品であり、
20世紀FOX初のアニメーション作品としてリリースされた映画だったので
この時点では、ディズニーではありませんでした
その後、ディズニーが20世紀FOXを買収したため
現在はディズニーの位置づけとなっているとのことです
🐈ここミロポイント🐾
出てくる人物のほとんどが実在した歴史上の人物となっており
300年続いたロマノフ王朝を滅ぼした張本人と言われている
ラスプーチンを悪役に仕立てたりなど、歴史好きにはたまらない発見が盛りだくさんな1本
20世紀最大の謎のひとつと言われた「アナスタシア伝説」から着想を得た
愛と希望に満ちたストーリーとなっています
※アナスタシア伝説については、Instagram(紫の投稿をクリック)にて詳しく解説してます
出てくるオルゴールなどの小物や、宮殿の内装も豪華絢爛で眼福✨
そして、パリへと一緒に行くことになった詐欺師の青年ディミトリーとのロマンスには
途中から涙が止まりませんでした
「仲が良いほど喧嘩する」という言葉をそのまま体現したかのような
二人のコミカルなやりとりが、後半の感動に大きく拍車をかけます
ロシアといえば極寒
しかし、そんなしんしんとした冷たい景色も
ポっとあたたまるようなあたたかい愛の物語、ぜひご堪能ください!
ミロシネマ🐾
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