DISCASレビュー

k.a
2025/05/16 12:48

海がきこえる(1993)

「海がきこえる」(1993)は、スタジオジブリのテレビアニメ映画で、望月智充監督による青春ドラマ。氷室冴子の小説を原作に、高知から東京に上京した青年・杜崎拓が、故郷での高校時代と初恋の少女・武藤里伽子との思い出を振り返る。ノスタルジックな海辺の風景と、ジブリらしい繊細な背景美術が情感を高める。青春の甘酸っぱさや友情、恋愛の揺れ動く心を静かに描き、永井龍雲の音楽が切なさを添える。大人向けの落ち着いた雰囲気で、ジブリの隠れた名作です。

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