cine-ma
2024/10/08 06:42
2024年に観た映画(40) 「侍タイムスリッパー」
巷で評判の本作、ようやく私も観てきました。
第二の「カメラを止めるな」とも言われているようですが、あくまで巻き起こした社会現象が似ているだけで、作品の中身は全然異なる。あちらが驚きの着想で観客を魅了したのに対し、こちらは徹底的にオーソドックスで、まるで落語劇のような古典的なお話(オチも見事!)。そこに安田監督は劇中劇の手法を組み入れつつ、虚と実を巧みに逆転させる事で面白さと見応えを生んだ。
ハートフルな侍タイムスリップ・コメディであり時代劇を作る撮影所を舞台にしたお仕事映画でもあり、映画愛、時代劇愛を其処此処に感じさせる老若男女楽しめる作品。安田監督の演出はなかなかに手堅く、日本映画に新たな(異色の?)タイムリープ物の佳作が生まれたと言えなくもない。外国人受けするのも良く判ります。
あまり期待過剰に陥らず観に行くべき作品ではあると思います。
№40
日付:2024/10/5
タイトル:侍タイムスリッパー
監督・脚本:安田淳一
劇場名:シネプレックス平塚 screen2
パンフレット:あり(¥1,200)
評価:5.5
<CONTENTS>
・ストーリー
・キャスト
・プロダクション・ノート(安田淳一監督)
・「映画の町工場」未来映画社が描く未来 ウシダトモキ
・スタッフ
・その先の未来を信じて 坂口きりこ(マイクロシアター サリサリ市場代表)
値段高いけど、思いの詰まった良いパンフです。
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