2025年に観た映画(17) 「教皇選挙」
2025年に観た映画(17) 「教皇選挙」「コンクラーベ(CONCLAVE)」である。本作は「人気作家ロバート・ハリスが知られざる“教皇選挙”の舞台裏を描いたベストセラー・ミステリー」が原作との事ですが、我々は週刊モーニングに連載されていた惣領冬実先生作「チェーザレ 破壊の創造者」でコンクラーベの事はとっくに勉強済み、経験済みなのである。さ
2025年に観た映画(15) 「ドマーニ!愛のことづて」
2025年に観た映画(15) 「ドマーニ!愛のことづて」うちの近所(神奈川西部)だとイオンシネマ茅ヶ崎のみで上映されていた本作。なんとなく気になって劇場に足を運びました。第2次大戦終了直後の伊ローマを舞台に、夫、義父、年頃の娘と幼い兄弟2人と共に暮らすデリア(パオラ・コルテッレージ)の日常を描いたモノクロ映画。知ってました?「夫唱婦随」ってググると、未だ
2025年に観た映画(13) 「Flow」
2025年に観た映画(13) 「Flow」ちょうどこの時期「Away」という作品も上映していたのですが、そそられたのはこちらの作品(←この時点で同じ監督作品だと気付いていない)。とある惑星。人気のない館を塒にする1匹の黒猫。様々な生き物が集うその森を襲う異変に住まいを追われ“ノアの箱舟”の一員となった猫が、あてどない旅路の中で目にするこの星
2025年に観た映画(12) 「TATAMI」
2025年に観た映画(12) 「TATAMI」「柔道一直線」がTV放映されたのが1969年6月22日~1971年4月4日だそうなので、当時の私は小学生。必殺技の数々も印象的でしたが、ライバル同士が繰り広げる跳んだり跳ねたり投げ飛ばしたりの激しい闘い≒柔道の魅力だと刷り込まれた結果、その後本物の試合をTVで観てものすごくつまらなく感じてしまった(
2025年に観た映画(11) 「ANORA アノーラ」
2025年に観た映画(11) 「ANORA アノーラ」アカデミー賞にノミネートされた作品の中で唯一観賞していたのがこちらの作品。やっぱ事前に観てるとTV中継も一際楽しめますね。私は本作観賞後にオスカーはないなと感じた人なので、アノーラ旋風が巻き起こった今年の模様に只々ビックリ。っていうか既に昨年のカンヌでもパルムドール獲ってたんだ(←情報に疎過ぎる)。
2025年に観た映画(9) 「室町無頼」
2025年に観た映画(9) 「室町無頼」原作未読。「第6回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞」「週刊朝日『2016年 歴史・時代小説ベスト10』第1位」、第156回直木賞候補等々、、、一つも知らなかった。疎くてスミマセン。そんな後の直木賞作家が世に送り出したベストセラーを映像化した本作。予告編で見た大泉洋さんが格好良くて、観賞意欲をそそられました
秀逸なプレゼン手法としてのドキュメンタリー映画 2選
秀逸なプレゼン手法としてのドキュメンタリー映画 2選ドキュメンタリー映画、つまりはノン・フィクション。その映像が映し出すのは現実世界の“事実”ではあるけれど“真実”ではない。そしてそこには基本的に報道の公平性とかも存在し得ない。だから作品の中で描かれる“事実”は側面でしかない。という事を教えてくれた、ドキュメント映画2選。ボウリング・フォー・コロンバ
2025年に観た映画(8) 「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」
2025年に観た映画(8) 「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」日本でも連日のように報道されているガザ地区ではなく、ヨルダン川西岸の南端にあるパレスチナ人居住地区<マサーフェル・ヤッタ>で続いている、イスラエル軍による住居の破壊行為を綴った2019年~2023年10月までの4年間にわたる映像の記録。長年にわたり住み続けている<故郷>を、銃器を携えた軍に追い払われ
2025年に観た映画(7) 「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」
2025年に観た映画(7) 「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」2019年に公開された「アベンジャーズ/エンドゲーム」以降で私が劇場で観賞したマーベル作品はというと、「ブラック・ウィドウ」(2021)「ソー:ラブ&サンダー」(2022)「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」(2023)の3本のみで、この内の下2本は「エンドゲーム」以降のお話。そ
原作ファンが手厳しい(?)福田雄一監督作品4選
原作ファンが手厳しい(?)福田雄一監督作品4選既にサービス提供を終了した(にもかかわらず未だにレビュー投稿が続いている)某レビューサイトにおいて、福田監督作品はなかなかの低評価。私が観た作品だと「今日から俺は!!」以外総じて点数低いし、★1つ(=最低評価)の比率がものすごく高かったりしている。ここまで自分の評価とギャップを生じているのは、逆に興