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私の好きな映画

昭和・平成シネマ画報 「ムーンウォーカー」「パルプ・フィクション」

『ムーンウォーカー』(1988)

イラスト 志賀コージ

神に選ばれし男、マイケル・ジャクソン。彼が発案して総指揮をした意欲作です。激しいダンスの途中でありえない角度まで前傾してはまた元に戻る。あのイリュージョンのようなパフォーマンスが有名な、超スタイリッシュな映画です!
鮮やかなブルーのシャツに純白のスーツとハット。理屈抜きにカッコイイーッ‼
と、思わず叫びたくなります。マイケル・ジャクソンという光り輝く惑星に吸い寄せられて、私たちは異次元のコズミックサーフィンを体感する! そして、マイケルは本当に星になりました。″キング・オブ・ポップス″は、文字通り″キング・オブ・スタア″となったのです。

 

 

『パルプ・フィクション』(1994)

イラスト 志賀コージ

クエンティン・タランティーノ監督の代表作。
ギャングのボス、その部下の殺し屋たち、ボスの妻、落ち目のボクサー、チンピラのカップル強盗。彼らの犯罪エピソードがオムニバス形式で描かれるのだが、それぞれの話がシャッフルしながら展開するので、あっちの話とこっちの話とが入り乱れて少しばかり困惑します。それでも、どこまでも奇抜で猥雑で不思議な世界観を楽しめます。
″安っぽい小説″というタイトル通りに、ジャンクな味わいとお遊び感覚と往年の映画へのオマージュをちりばめた″タランティーノ節″炸裂です! これを好きか嫌いかは大いに意見が分かれるところです。ちなみに、この作品がカンヌ国際映画祭で大賞を受賞した時には、ステージ上のタランティーノに観客から激しい罵声が浴びせられていましたね。私は、・・・ジョン・トラボルタとユマ・サーマンのダンスシーンが好きです(笑)。

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