配信されていない名作「ゴールデンスランバー」 日本版
監督:中村義洋(なかむらよしひろ) チーム・バチスタの栄光の監督
伊坂幸太郎の同名小説を映画化した作品。
ストーリー
仙台に暮らすごく平凡な30歳の独身男、青柳雅春(あおやぎ まさはる)堺雅人。

金田総理が凱旋パレードを行うその日、大学時代の同級生・森田に呼び出された彼は、“お前、オズワルドにされるぞ。とにかく逃げろ”と謎の警告を受ける。その直後、背後のパレード会場で爆発音がしたかと思うと、なぜか2人の前に警官が現われ、躊躇なく拳銃を向ける。訳もわからぬままに逃げ出した青柳だったが…。
主な出演者
青柳雅春 - 堺雅人
樋口晴子(ひぐち はるこ) - 竹内結子
森田森吾(もりた しんご) 吉岡秀隆
小野一夫(おの かずお) 劇団ひとり
キルオ(殺人犯 ) 濱田岳


原作を継承
原作小説は、ケネディ暗殺事件の「オズワルド陰謀論」を基に、現代日本の監視社会やメディアの影響力を風刺的に描き、映画版も継承している。
ハラハラドキドキの逃亡劇とスピーディーな展開
青柳が総理暗殺の容疑者として追われ、警察や謎の組織から逃げる過程が緊張感を生む。
ラジコンヘリを使った爆弾テロのシーンや、爆破・カーチェイスなどのアクションがダイナミック。
次から次へと個性的な追ってとの戦いなど、理不尽な状況下でのサバイバルが見せ場。
友情と人間関係の温かさ
青柳を助ける旧友や会社の同僚、家族の絆が描かれ、孤独な逃亡劇に感動を加えている。
学生時代の仲間(堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり)の関係性がタイトルのゴールデンスランバーを唄うビートルズを連想させる設定。

堺雅人の表現力・豪華なキャスト陣
主演の堺雅人が、濡れ衣を着せられ、逃亡を余儀なくされる青柳を熱演。絶体絶命の状況下で、コミカルに、時にシリアスに、その状況を乗り越えていく姿を熱演。
他のキャスト(香川照之、柄本明、ベンガル、永島敏行、でんでん、伊東四朗など)の個性的な俳優陣が次から次へと・・・探すのも楽しい。
心の残る「台詞」
劇中の台詞、「人間の最大の武器は習慣と信頼だ」「小さくまとまんなよ」「もっと堂々と生きていけ」は人生において教訓的な言葉、心にささる。
韓国版(2018年)との比較も楽しめる。

