映画愛あふれる熱いサクセスストーリー🔥
皆さんこんにちは
「ポップコーン片手に🍿」 かこです😄
いつも記事を読んで頂きありがとうございます!いいね、コメントがとても励みになっています😊嬉しい!
さて、今回私がレビューする映画は
『映画大好きポンポさん』です。
映画好きの皆さんや著名人が"観るべき映画"として紹介していたのに、なぜ今まで観ていなかったのか…自分が不思議です。
私にとってここまでピンポイントで響く映画も珍しく、かなり刺激を受けました!
ザックリ言うとサクセスストーリーです。
映画制作を通してジーンをはじめ、チーム全体が成長し成功する物語。それぞれの譲れない物を守り抜き、それをどのように形にしていくのか、ゼロから始まる物作りはそう簡単ではありません。自分のみならず、時には大切な事も犠牲にする覚悟が必要です。
今回は見どころを劇中で響いた名言とともに紹介させて頂きます。
映画制作の裏側も知れるので、特に映画好きのかたは必見です!
監督/平尾隆之
主演・声/清水尋也(ジーン・フィニ)
小原好美
(ジョエル・ダヴィドヴィッチ・ポンポネット)
大谷凜香(ナタリー・ウッドワード)
【あらすじ】
映画プロデューサーのポンポさんのもとで製作アシスタントをしているジーンは、観た映画を全て記憶している映画通だが、映画を撮ることは自分には無理だと思っていた。しかし、15秒のCMをつくったことから、彼は映画づくりの楽しさに目覚める。そして彼はポンポさんに大ヒット間違いなしの映画の監督に指名される。
【目次】
1.ポンポさんの人を動かす力
2.メッセージ性あり!名言の数々
3.ジーンの成長
4.期待値と夢を叶えるためのシビアな現実
5.まとめ、なぜ映画を観るのか
1.ポンポさんの人を動かす力
ポンポさんがプロデューサーでもありディレクションも兼任。もはやそれが神技ですが、明朗活発な性格と無駄のない仕事振りには感心するばかりでした!
ダメものはダメ、いい事は素直に褒める、そして「自分の直感を信じないで何を頼りに映画を作ればいいの?」と言う。これは基本中の基本ですが実は難しいことです。
自分は裏方に徹して決して前に出ることなく、キャストや監督に対して自分の直感を働かせる。部下に自信を付けさせるために動いたり、本当に素晴らしい!これならチームの士気も上がり、良い作品が作れると思いました。
あと一番肝心なことですが、映画制作に必要な資金に関しても、部下に現実を見せてからポンポさんが陰で苦労する。
映画とは言えパーフェクトです。
新人監督の意見を尊重し個を認める方法は、常に斬新な映画を出し続けている"A24"と似ていると思いました。
2.メッセージ性あり!名言の数々
ポンポさんがとあるシーンで「ようこそ夢と狂気の世界へ」と言うセリフがあります。
全くその通りで夢を叶えるためには、狂った世界を通らなければ叶えることは不可能だと思います。ここでポンポさんがいう狂気とは自分の中の狂気と向き合うことです。
「満たされた人間は物の考え方が浅くなる。幸福は想像の敵」というセリフもありますが、満たされた心はそれで満足して更なる上が見えなくなります、ポンポさんの鋭い指摘には脱帽。想像力が無くなったら悲しいなぁ。
「現実から逃げた人間は心の中に自分だけの世界を作る、社会と切り離された精神世界の広さ深さこそがクリエイターとしての潜在能力の大きさ。社会不適合な目をした君に期待してる」
痺れました、鋭すぎるポンポさん。この感覚は素晴らしい‼︎
ゼロから物を作り出すのには、ひたすら自分と向き合う作業、作っては壊しを繰り返しやっと地上に上がってくる、それならばその作業をできる空間(精神世界)は広くて深いほうがいい。
100%共感できます。
この感覚をわかってくれるかた、いらっしゃいますか?
3.ジーンの成長
「生きることは選択の連続、一つを選択したらそれ以外を切らなければならない。だから会話をきれ、友情を切れ、家族を切れ生活を切れ!ただひとつ残ったものを手放さないために、諦めない為に、切れ‼︎」
これは主人公ジーンのセリフです。
最後の編集に行き詰まったとき、自分の気持ちを確かめるように感情を吐露。それはジーンが改めて自分の中の映画愛を認め、人生に覚悟を決めた瞬間でした。
冷たいように思えるセリフですが的を得ています。このシーンでジーンは映画のストーリーと自分の人生を重ねています。
全てを切って映画のために生きて、残った物がジーンにとっての宝です、成功者って案外孤独だったりするんです。
譲れないものに対してはいい意味で図々しくなるし、貪欲になる。ジーンの精神も遂にここに辿り着いたのか!と、ポンポさん同様に嬉しくなりました。
話しは前後しますが、そのシーンに繋がるセリフがこちらです、
「現場の思いと編集室での客観性、そのはざまの中で的確な繋ぎを見つけることができるかしら?」
ポンポさんに試されてるよ、ジーン頑張れ!と思わず応援!ちょっとしたイザコザはありましたがそれも想定内、ポンポさんがジーンのセンスを見込んでの依頼ですね。これもジーンの成長に繋がったと思います。
4.期待値と夢を叶えるためのシビアな現実
劇中に映画資金の融資を銀行に依頼するシーンがあります。夢は大金を生まないデータで示せ、という頭の固い上層部は、成功するかわからない映画に資金融資することに賛成しない。
そこでクラファンで資金を募ることにしましたが、ここでもクラファンを信用しない上層部はNGを出します。
でもその様子を見て、今人々は他人の夢に自分を重ねてお金を払う時代、それは私たちの経営方針にマッチしているよ、とデータで示すのが銀行頭取でした。
「期待値とは未来に向かって存在する」と頭取の言う通り、クラファンが伸びたとき、それはジーン達が夢を語ったときでした。
世間は何を求めているのか、何事も本質を見て判断する力と、それを即座に仕事に反映させることはとても意味のある事です。
そのおかげでポンポさんチームも救われました。このシーンもかなり痺れました!
とは言っても、お金にならないもの=価値が無い、と心のどこかでは思ってしまうのも事実。
夢を叶えたり才能を発揮するには、結局はお金が必要、というシビアな現実も描いています。
5.まとめ、なぜ映画を観るのか
このような感じでポンポさんについて執筆しましたが、何故わたしは映画を観るのか、それは映画のなかに自分を見るからです。
共感したり、泣いたり、現実をみてショックを受けたり、自分の新しい一面を見ることもあります。
映画は公開されたら私たちの物になり、観た人の数だけ違う感想が生まれます。
今回の私のように過去作でも刺激を受けることもあるのです。映画に賞味期限はなく、常に自分をアップデートしてくれる存在です、だから鑑賞し続けるのだと思います。この楽しさは辞められないですよね⁈
本作は映画制作を扱った作品ですが、映画好きはもちろん、映画に限らず何に対しても当てはまる激アツ映画だと思います。騙されたと思ってぜひ鑑賞してみて下さい😄
今回私は名言に沿って執筆いたしましたが、
シネマニストのじゅーんさんも違う視点で本作のコラムを執筆されています。要点が纏まっているとても良い記事なので、ぜひそちらも読んで下さいね♬
ここまでの長文を読んで頂きありがとうございました😄
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投稿を表示お知らせと、私の事まで書いてくれて嬉しい♡かこちゃん、いつもありがとう✨
この作品はついアツくなっちゃちゃうよねー!映画好きには絶対に見てほしいよね。私より要点が際立っていて、さすがのセンスを感じてるわ。かこちゃんと繋がれて嬉しい〜。また同じ作品で語りたいな✨
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投稿を表示作中の名言で綴る記事、いやぁ素晴らしいです👏✨
おれもこの括りで記事書こうと思ってたんですけど、かこさんの記事が素晴らしいのでもうやる必要なくなりました😂
別の視点から書いてみようと思います!
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投稿を表示昨日観ました!いやー映画ってこんな風に作られていくのですね。監督目線の構図が面白かったです。
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