舞台挨拶「春画先生」完成披露「北香那の魂を見た」映画館で必見の理由【ネタバレなし】
10月13日公開『春画先生』(R15指定で春画がたくさんでます)
結論だけハッキリ言おう。絶対に映画館で見届けるべき映画。
完成披露試写会として舞台挨拶にキャスト集結。
北香那(きた かな)さんと柄本佑(えもと たすく)さんが声をそろえたのは
「この大きなスクリーンで見られるみなさんが羨ましい。」
その意である。
内容やメッセージ部分は掴みどころを逃すと唐突や、曖昧に感じてしまうかもしれないが
絶対的に映像としての演技をあのスクリーンという額縁に入れて
見て欲しい。
それほどまでに北香那さんの勇姿がすごい。
濡れ場どころじゃないんだけれど、
体当たりの演技なんて言葉ではなく、
もう勇姿としてカッコよく映る。
あまりにピュア。
ピュアにして激烈。
映画館にすごいものを観に行って欲しい。
映像作品として素晴らしいものはたくさんあるけれど、
これは映画館という額縁が相応しい。
サカイストとしては「クヒオ大佐」に出てくる英語ペラペラの内野聖陽(うちの せいよう)さんを
生で見れて嬉しかったのだけれど、
あの人のストイックな演技に師事されるように(実際に付いていく気で演技したという)
北香那さんが光る。
そしてあの、安達祐実(あだちゆみ)さんである。
ドラマ「家なき子」を知っている世代だったら、確実にあの時の、名台詞のテンションが蘇る。
すごいのだ。
あんなに登場時間少なくして存在感を現わせられるものなのか・・・
クスクス笑う、コメディ、でもよし、
「偏愛」を通じて世の真理を抉ってみるもよし、
ただただ、思ってたより過激すぎて引きっぱなし、もよし(いいのか(;^_^A
もはや真に受けていいのかわからない、が
あのピュアな勇姿は忘れられない。
壇上で
北香那さんが
「魂を怒らせながら撮った大切な作品です。みなさん楽しんでもらえると嬉しいです。」
と仰っていた。
それを聞いて
うーん、
役者さんがそんな魂を入れ込んでいるものを「ただ楽しむ」だけしかできないものか、
と思った。
ぜひぜひ、
ただ楽しむを超えた
役者の魂を見届けた。
鑑賞前に確実に知っておいた方が良いことは
家政婦で出てくる
白川和子(しらかわかずこ)さんが実は元ポルノの女王で
凄まじい時代を築いた人であるのがポイント。作品に歴史の滋味と皮肉が出てくる。
さぁ、R15なんて不自由な括りの内奥へ
偏愛コメディなんて狭量な括りの最深へ、
演者さんの熱演から感じて欲しい。
映画が映画と呼ばれ、
映画館という存在が偏愛になりかねない今だからこそ、
映画館でみるしかないでしょ。
素敵なドレスアップして「感無量です」
と語っていた北香那さんのその言葉の意味が届いて欲しい。
・・・よく考えれば
後にこそこそ、映像作品としてサブスクかなんかでこの作品を見るよりも、
映画館で大勢の知らない人とあの演技を見る、というだけで
ちょっとどえらい世界に足を踏み入れてしまった気もする。
登壇したみなさま
塩田明彦監督
内野聖陽
北香那
柄本佑
安達祐実
挨拶の去り際の素敵な場面を描写したい。
拍手に包まれ場を去る5人。
北さんが無邪気に手を振ると会場をみんな手を挙げて振り返す。
先に段差を降りた春画先生こと内野さんが後ろに続く北さんに手を差し出し、北さんが手を添えて
二人の愛を小さく表現する。役者だね~。
小さなサービス精神が作品への愛情に思える。
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ものまねコスプレYouTuber作家
「ダメ沢直樹」でした
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投稿を表示ダメ沢さん!会場でお見かけしましたがお声がけできず、、、また次の機会にお会いしましょう!
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