村松健太郎
2024/03/19 09:17
センス爆発『ペナルティループ』
SFというのは低予算でも巧く立ち回れば成り立たせられるジャンルではあります。それで成功を収めた監督はジェームズ・キャメロンを筆頭に枚挙に富間がありません。
本作の荒木伸二監督もまたまさにその成功例の一人と言えるでしょう。邦画実写でこのクオリティをを出せるのはお見事の一言です。。
基本的に”普段にあるモノ”だけを使っていながら、ちゃんとしたSF的な画ができている、前作にあたる中村倫也主演の『人数の街』に続いてのこのデキなので荒木監督のセンスはホンモノだと思います。
いわゆるタイムリープモノですが、実写でやるとかなり滑稽に映ってしまうこともあるのですが、本作はドライなユーモアを漂わせて続けて、独特のリズムで物語は進み、物語が緩むことなく進んでいきます。
荒木監督にはこの路線を保ち続けて欲しいところです。
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