【ネタバレあり】マイ・ブロークン・マリコ 死の後に残るもの
はいさい!めんそーれ🌺
映画大好き沖縄人エリオです!
『マイ・ブロークン・マリコ』を観ましたのでその感想を
どこかで女性版『くれなずめ』という例えを拝見したがしっくりくる
※『くれなずめ』は男友達が死んだことを忘れられない話 邦画
永野芽郁 演じるシイノトモヨが親友のマリコが自殺したことを、テレビで知ることから始まる物語
生前彼女からもらった手紙を読んだり、旅をして過去を思い起こしたり、彼女が行きたかった海に向かったりと
すでに死んでいる彼女の亡霊と向き合おうとするシイノトモヨ
全体を通して親友を想う愛が描かれているように思いましたが
個人的には「愛」というよりも「呪い」を祓おうとする物語のようにも感じました
もうこの世にいないマリコに対して、トモヨはもう二度と自分の想いを伝えることが出来ない
マリコとの淡い想い出がトモヨを苦しめ、消化できない気持ちが後半のあの展開に繋がっていく…
ラストでは「呪い」が解け
「呪い」が「思い出」になって「愛」に変わっていく
観終わった後はほんのり前向きな余韻が残る
キャスト陣の熱演も凄い
粗暴で荒々しい演技をする永野芽郁や、まりこ演じる奈緒のリアル過ぎるメンヘラ感など
窪田正孝の物語にあまり入りすぎない絶妙なポジションも好きでした
(それにしても窪田正孝はいつ観ても体調が悪そう...
印象的だったのは
箱から出すドクターマーチン
駅でさらっとバイバイするシーン
本当にいい人はゴミ虫とは言わないよ
などなど
The ピーズのエンディング曲も良かった
「死にたい朝 まだ目覚ましかけて…」から始まる出だし
しんどくてもとりあえず生きていこうと感じる優しい歌
そんな『マイ・ブロークン・マリコ』
もう会えない人とどう向き合うのか
死を感じる映画が好きな方、永野芽郁が好きな方にオススメです
ちなみにリアルで友達のことをダチっていう人は未だに出会ったことはない
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