想像をはるかに超えるディザスタームービー!
こんにちは☺︎映画・カフェ巡り好きの看護師おしずです!
看護師ならではの視点で、映画を語ります♪
けれども堅苦しくなく、
にっこりほっこりできるような投稿をしていきたいと思います。
難しいことなどな〜んにも考えずにまったりと読んでいただけたら𓂃 𓈒𓏸𑁍
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元来「サメ」「ワニ」「へび」といったディザスタームービーが好きである。生死をかけた決死の闘いに息を呑み、実際に自分だったらどう行動するかなんて考え映画を通して疑似体験ができる。映画を観ている間、一体どれくらいのアドレナリンが大放出しているのだろう笑!それかとんでもなくパリピな大学生たちが次々と襲われるZ級の設定。大体襲われる対象はわかるが、それでも観ていて面白い。それ故、こういう類の映画は劇場で観るに限る。大きなスクリーンを通して観る大迫力の映像に地鳴りがするほどの重低音。一種のアトラクションとも言えるくらい最高の空間である。
さて、このツイスターズも絶対に映画館で観ようと前々から企てていた一作。
こちらはいい意味で裏切られた…!観る前までは、こう言ったら失礼に値するが、ただのおっかなびっくりディザスタームービーかと思っていた。非日常的な体験ができたらいいな、くらいの期待値。私自身も主人公のケイト同様竜巻を「見くびっていた」。
今作は、ジャケットからお分かりの通り、竜巻をテーマにした映画である。皆さんは竜巻を目にしたことがありますか?私は、竜巻が通った跡を見て愕然としたことがある。竜巻が通ったところは家が崩れ、草木が薙ぎ倒されている。ところがそのすぐ横の竜巻が通らなかったところは1ミリの被害もないのだ。相手は自然現象であり、人間は太刀打ちできない。しかし、こういう惨状を見るとなんともしっくりと来ない気持ちになる。
アメリカの竜巻とは、グレードが一段と違う!(映画だから?)竜巻のグレードをEFと表すのも初めて知った。竜巻を「手懐けたい」を言い、研究費目的で竜巻を消去しようとした若者グループが、一瞬にして竜巻にのまれてしまった。最初からショッキングな映像を見せつけられる。
竜巻とは、人々の生活や命を一瞬にして呑み込み奪い去ってしまうものなのだと身震いする。オクラホマ州のハイパーグレード級の竜巻に立ち向かい、消滅させようとするタイラー率いるユーチューバーチームとケイト率いる頭脳派チーム。二つのチームは全くの正反対のスタイル。ユーチューブチームはとにかく破天荒。大音量の音楽にノベルティグッズの販売。ドローンを飛ばし、リアルタイムで配信し、花火をドーンとあげて竜巻を消し去る。どれもこれも派手すぎる!「マジで死ぬよ?」という向こう見ずな判断と行動はヒヤヒヤもの。一方の頭脳派チームは、データ重視派。地元の不動産会社と取引をして、竜巻撃退はビジネスとして捉えている。
頭脳派チームのケイトは、学生のころ「竜巻を手なずけよう」とするあまり、一生ものの後悔を背負うことになる。以前は陽気で人懐こかったケイトは今やもう目に光さえ感じない。竜巻撃退をテーマに過去の後悔や現在の葛藤を余すところなく映し出している。それに家族愛・仲間愛・隣人への愛・故郷愛といった様々なヒューマンドラマが盛り込まれ、観る者を飽きさせないテンポの良い作品へと仕上がっている。
しかしやはりこの作品の一番の見どころは竜巻の凄まじい威力と迫力だ。竜巻は人々の生活を一瞬にして丸呑みしてしまう。街全体を数分で破壊してしまう。人々も家も車も風に吹き飛ばされしまう。工場は瞬時に破壊される。鉄塔が崩れ、路面電車はレールを外れこちらへと向かってくる。豪雨と強風で何も見えなくなる。自然の脅威に人々は何も太刀打ちできない。それに相手は自然現象だから誰を恨むこともできない。行き場のない怒りや悲しみや虚しさがまた人々を襲う。竜巻ってあんなに怖いんだね。何もできないんだね。通り過ぎるのをただただ待つだけなんだね。映像と音に臨場感があり過ぎて、その場に実際に自分がいる感覚に陥る。息をすることさえできなくなる。
虚しいという感情だけが残る。だが、ケイトは諦めていない。彼女の勇敢な行動に胸を打たれる。
「感じた時は追え」このセリフは、ラストに持ってくることで竜巻のことだけでなく、自分に素直になれというメッセージにも捉えられる。ラブ要素があったからこその着地点。私は嫌いじゃない。むしろ秀逸なまとめ方に唸らされる!
4DXで観る予定だったが、タイミングを逃し観られず終いであった。この映画こそ4DXを選択し、竜巻の恐怖心を五感で感じるべきである。「観たい!」と思ったタイミングは逃してはならない。今回で学んで教訓ある…。正直今でもちょっぴり後悔が残っている…。
Instagramにて『恋も仕事も頑張る30代女子のための映画紹介』を投稿しています❤︎
是非是非遊びにいらしてください🌹 ✧︎