こんにちは。タイトルでそうじゃないかなと思ったのですが、やっぱり『ジェイコブズ・ラダー』でしたね。私もこの映画は印象深くてDISCASさんのレビューにも載っけてますけど、深く考えるとアタマん中、ぐちゃぐちゃになる映画です。（監督は意図的にそう撮ってる気がします。）
　アメリカ人って聖書ネタ好きですよね。聖書に出てくる七つの大罪をなぞるとか（『セブン』）、神様が人類もう一回滅ぼそうとするとか（『レギオン』）、いろいろあるんですが本作では主人公の名前がヘブライ語でヤコブというのとヤコブの梯子を掛けた悪夢的物語になっておりますね。
　ハッシュタグに「ガクガクブルブル」とあったので思わずニヤリとしてしまいました。悪夢と現実との感覚があいまいになっていく感覚が怖くて、ラストのどんでん返しも悲劇とも救いとも取れる余韻のある終わり方で私は好きです。
（２０２３．６．２４）