『僕らの世界が交わるまで』 (A24作品)
(When you finish saving the world)
劇場公開日:2024.01.19
上映時間: 88分
監督: #ジェシー・アイゼンバーグ
製作: #エマ・ストーン
主演:
#ジュリアン・ムーア
#フィン・ウォルフハード
⚠️ネタバレなし
Discover usさんの招待にて、試写に参加。A24作品ということもあって前情報を完全シャットアウト☝🏻どんな表現方法に仕上がっているかを楽しみに試写会は幕を開けた。
真っ先に気になったのは台詞。主役たちの話すスピードが早い。実はこの作品、あの#『ソーシャル・ネットワーク』 や#『グランド・イリュージョン』 などでお馴染みのジェシー・アイゼンバーグが初の長編監督作品としてメガホンを握った作品☝🏻しかもプロデューサーにエマ・ストーンと、相当なる顔ぶれ。
どのような経緯でこの2人がタッグを組んだかはわからないが、台詞の速さはあのジェシーだからか!と思ったのはタロだけではないはず。『ソーシャル・ネットワーク』でスピード感あるトーク力を思い出しながら作品に入り込む。
ストーリーは高校生の息子を持つ、環境が異なる2つの家族を軸にしたもの。背景が異なれば子が親に対する接し方は異なり、親の子に対する接し方も違う。人種に関わらず。
そんな価値観の相違を色々な形で表現したのが本作の見どころ。
ではどこがA24らしい作品なのか☝🏻
これはぜひ作品を観て自ら体感していてしていただきたいが、簡単にまとめると『音』が感情の主となり、台詞や表情に近い役目を果たしている。
血液性格判断のように好みの音楽で感情が分かる場面もあれば、音楽に限らずあらゆる『ノイズ』で主役たちの心情を描いている。特に音楽好き、音に敏感な人は楽しめるのでは。
主演の2人。
大ベテランのジュリアン・ムーアは演技とは思わせない自然なもので作品全体に安定感とバランスをもたらし、無音という静けさで恐怖や不安感さえも煽る。彼女ならではの良さがしっかりと出ている。
フィン・ウォルフハードはあの70sのルックスと表情をそのまま活かし、自然と醸し出るどことなくよわよわしく、レトロな雰囲気で隠し味を足す。
特別派手な演出がある作品ではないが、これももちろんあえて。細かい演技やどこの家庭でも起こり得るちょっとしたブレが生じる身近な世界をジェシー・アイゼンバーグ監督は90分以内でまとめ上げている。
フィン・ウォルフハードのファンならマスト、A24ならではの独特な雰囲気を味わいたい方も必見。そしてジェシー・アイゼンバーグの初長編監督をスクリーンで観られるのはこれが最初で最後!ぜひ映画館で!(初は一度だけですから☝🏻)
タロでした🙋🏼♂️✨
『僕らの世界が交わるまで』
2024年1月19日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
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