村松健太郎
2025/10/15 07:40
時間制限の初恋『ストロベリームーン余命半年の恋』
こういうジャンルの映画で上演時間が127分あるので、ちょっと中弛みがあるのかと思いましたが、丁寧な人物描写や気持ちの籠った演技、印象的なシーンが念入りに練り込まれていて、全く飽きさせない一本に仕上がっていました。やはり當真あみと齋藤潤が巧いです。まだまだ若手ではありますが、順調にキャリアを積んでいて頼もしさすら感じさせます。この二人がとにかく瑞々しく演技を見せ、重い部分もある物語に一定の爽やかさを吹き込んでくれます。そして忘れてはいけないのが池端杏慈。少し不器用なキューピットを好演してくれています。実写映画はこれが2本目ですが、これからが楽しみです。
©2025「ストロベリームーン」製作委員会
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