クエンティン・タランティーノ＆ロバート・ロドリゲスによる二本立て特別企画『グラインドハウス』

公開から16年と聞いてちょっと驚くところがありましたが、その二本のために作られたフェイク予告からまさかのオリジナル長編作品が登場しました。

ロドリゲス監督による『マチェーテ』2部作という先人はいましたが、それ以外は音沙汰なしの状況が続きました。

と言いつつも『ホステル』シリーズや『グリーン・インフェルノ』のホラー職人イーライ・ロスが担当した『サンクスギビング』の長編化企画はずっと進行中という状況が続いていましたが、遂に完成しました。

結果的に映画『サンクスギビング』は大変楽しい痛快なR-18スプラッターホラーでした。イーライ・ロスは見事なスラッシャー映画を仕上げてくれましたね。

一言で言えば痒い所に手が届く大変気の利いたホラーといったところでしょうか？欲しい時、欲しいところに欲しい展開を持ってきてくれます。106分があっという間でした。

一方でブラックフライデーの狂騒を描いたり、地方の労使関係を盛り込んだりしてちゃんと一本の長編映画になっています。監督自身も満足度が高く早くも続編があるとか、期待大です。