こんにちは！レオです！
今回はイベントレポートとなります。
先日、大変貴重な機会をいただきました。
第78回毎日映画コンクールの表彰式の観覧に参加させていただいたのです！！
本日は表彰式のレポートをお送りします！
 

毎日映画コンクールとは？

毎日映画コンクールは1946年（昭和21年）、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された国内最高峰の映画賞です。（公式サイトより）
冒頭で毎日新聞社の社長もコメントされていましたが、「多様性」を1つのキーワードとして、作品の選定を行なったようです。その言葉通り、受賞された作品は多様性に重きを置いた作品が多いように感じました。
 

個人的に印象に残った賞

撮影賞：鎌苅洋一さん「月」

昨年の春にトラックからぶつかられるという大事故を経験したそうです。その影響で、現在もリハビリしながらの休業中だとか…。殺人などの人の死を撮る時に、観客への魅せ方にこだわっていたそうです。ですが、今回の事故を受けて、改めてカメラマンとしての在り方を考えるきっかけにもなったそう。
受賞スピーチを見ていると、死の淵を経験したことで、死を撮ることに対して少し抵抗感があるようにも見えました。でも今回の受賞を通して、ご自身の今後の撮影のあり方も変わるきっかけになったとコメントしていて、次回作がすごく楽しみだと感じました。

男優主演賞：鈴木亮平「エゴイスト」

実はこの作品は未鑑賞でした。その中で聞いたスピーチがすごく印象的でした。「人を愛することの曖昧さ」について語られていました。愛するという行為は、ある意味自分のエゴになるのではないか、でもそのエゴも愛の表現の1つなのを考えながら演じていたと。そしてもう一つ印象的だったのが、「日常の当たり前を大切にしたい」というコメントでした。例を挙げて、婚姻届を書くという異性愛者には当たり前に認められてる権利が、同性愛者にとっては、叶うことのない貴重で愛しい行為なのだとコメントしていました。

受賞スピーチや所作の1つ1つが本当に丁寧で、すごく人柄が素敵なんだなと感じました。全受賞者の中で唯一、2階席も含めて全体を見渡してお話されたり、お辞儀されたりしていました。スピーチでも役作りの細かさや、役に対する想い、その先に社会に対する想いも込めて演じていたんだなと感じました。

そんな鈴木亮平さんなのですが、僕の大好きな役者さんの1人です。以前に「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」にご出演されていた時、全作品において、必ず役作りノートを作成してから撮影に臨むとお話されていました。その役の人間の人生を感じたい、役の人間そのものになりたいという想いからだそうです。売れていなかった時代からずっと続けているルーティーンだそうです。俳優になりたくて、50社以上の事務所へ飛び込み営業するも、全て断られていたそう。そんな中でも、彼を見出してくれた恩師が教えてくれた大切なことが、ノートにまとめるということだったそうです。何があってもこのルーティンだけは崩さずに役に取り組むと決めているそうですよ！すごい素敵ですよね。果たして、本作ではどんなノートを書いたのか気になります！

他にも受賞者皆様のスピーチが本当に素敵でした。ご自身だけ喜ばれるのではなく、作品そのもの、チーム全体として誇りに思うとお話しており、皆様心から思っているんだなと感じました。

 

全体の感想

今回、ものすごく貴重な場に参加させていただけたことを本当に感謝しています。受賞した作品ももちろんですが、昨年公開した邦画だけでも676本。その全ての作品に何かしらの「想い」が込められています。そのことを改めてひしひしと感じました。

映画はエンタメです。なので、面白い面白くないで判断されることは当然かと思います。僕もそれでいいと思っています。でも映画が好きで映画ファンを名乗っているので、面白い面白くないだけではなく、どんな想いでこの作品が作られたのかということを知ることも大切なんだなと感じました。

普段からInstagramやこのブログで映画紹介を発信している立場として、製作陣の「想い」も知った上で発信していきたいなと身が引き締まりました。

今回はこのような貴重な機会をいただけたことに本当に感謝しております！
ありがとうございました。

 

余談

実は今回の表彰式で、初めて他のシネマニストの方々とお会いしました！人見知りな性格なこともあり、皆様と合流するまでは、本気で「もう帰ろう」と思っていました！笑
でも、いざ皆様と合流してみると、本当に気さくに話しかけてくださって嬉しかったです。
その後の皆様との交流会でも大変楽しく参加させていただきました！
皆様への映画への想いがすごく伝わってきて、本当に素敵な方々だなと感じました。
改めて、本当にありがとうございました！


いかがでしたしょうか？
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Instagramでも「想い」の込めた映画紹介を発信しているので、ぜひ遊びにきてください！

それでは！またね〜！